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サステナブルシューズ・スニーカーブランド7選|エシカルな靴を履いて足元からエコを楽しもう!

【サステナブルなシューズって?ヴィーガンレザーの靴って?】再生プラスチック糸、オーガニックコットン、植物由来レザーなどを採用し環境汚染問題などに取り組む国内外エシカルシューズブランド紹介。日本・海外発サステナブルなシューズブランドをピックアップしました!

環境汚染や気候変動問題、新型ウィルス問題などにより、以前と比べて「エコ」「サステナブル」「エシカル」「ベジタリアン・ヴィーガン」「オーガニック」「アップサイクル」などの言葉が、ファッション系の雑誌やメディアなどでも当たり前のように使われるようになった昨今、ファッションアイテムを選ぶ際に「サステナブル素材かどうか」を気にする方が増えてきたように思われます。

そのような中、熱心な収集家もいるアパレルアイテムのひとつ「シューズ(スニーカー)」においても、その製造過程や素材を取り巻く背景について深く納得して選びたい、という考えを持つ方が増えています!
サステナブルシューズ
ファッションアイテムのため、もちろん見た目のデザインや履き心地の良さは外せません。

ですが、そのお気に入りのシューズが、植物性のヴィーガンレザーやオーガニックコットンなどの環境に配慮して作られた天然素材、リサイクル繊維などを使って丁寧に作られたモノなら、さらに愛着が湧くと思いませんか。

そこでここでは、サステナブルなシューズ(スニーカー、サンダルなど靴全般)にこだわっている注目エシカルブランドをご紹介します!

エシカルファッションに今一歩踏み出せない……という方も、まずはカジュアルで使いやすいスニーカーから取り入れてみてはいかがでしょうか。

■エシカルファッションについて詳しくはこちら
『ファストファッションとエシカルファッション―安価であることが意味する影の部分の代償は?』

VEJA(ヴェジャ)

・設立された場所:フランス
・エシカル・サステナブルな特徴:ブラジルとペルーの生産者が人と環境に配慮した手法で栽培・収穫したフェアトレードなオーガニックコットンを使用している。
原材料のひとつであるアマゾンの野生ゴムは、森林の経済的価値を高めることが森林を守る手段となっている。
有害なクロム、重金属、酸が含まれない検査済みレザーを使用している。
※約1/3製品がヴィーガンモデル。
リサイクルペットボトルやリサイクルコットンなどから生まれたアップサイクル製品を製造している。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ(レディース、メンズ、キッズ)

VEJA
※公式インスタグラムより

(2004年にプロジェクト立ち上げ)2005年創設の、サステナビリティや透明性、フェアトレードなど、全方位のエシカルな企業姿勢を打ち出している、サステナブルシューズブランドの代表格「VEJA(ヴェジャ)」。

たとえば、資材となるブラジルとペルーのオーガニックコットン(オーガニックコットン認証取得)は、綿花生産者を支援する NGO 団体と協力体制を敷いて、フェアトレード(公正取引)によって綿花農家と直接取引しています。

また、原材料のひとつであるアマゾンの野生ゴムは、すべてのスニーカーのソールに使用されており、森林の経済的価値を高めることが森林を守る手段にするなど、全生産工程における透明性や環境への配慮を重視しています。

なお、リサイクルペットボトル100%の生地を使用した初のスニーカーブランドとして、リサイクルペットボトルやリサイクルコットンなどから生まれたアップサイクルシューズもあります。

シンプルモダンなデザイン性とブランドを象徴する“V”が印象的な、人気シューズブランドです!

allbirds(オールバーズ)

・設立された場所:アメリカ合衆国(サンフランシスコ)
・エシカル・サステナブルな特徴:2025年までにフットプリントを半減させ、2030年までにゼロにすることを目標としている。
Bコープ認証取得済み。
※(数量限定)日本の徳島の天然藍を使ったアイテムを取り扱っている。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ(レディース、メンズ、キッズ)、アパレル系(スポーツウエア、アンダーウエアなど)

Allbirds
※公式インスタグラムより

2016年の創業時にBコープ認証(環境や社会へのパフォーマンス、透明性、説明責任、持続可能性において優れた会社に与えられる)を取得している「allbirds(オールバーズ)」。

2025年までにフットプリントを半減させ、2030年までにゼロにすることを目標としており、従来の靴に多く使用されていたプラスチックを天然素材に置き換え、メリノウールやユーカリ、サトウキビなどを使ったシューズなどの製造販売を推進しています。

また、ウールに関する2025年12月までの目標としては、「使用ウールの100%を環境負荷の低いウールする」「ウールの調達先農場のカーボン排出量を0にする」ことを掲げ、土壌にカーボンを貯めるために再生型農業に取り組んでいます。

柔らかく快適な履き心地や、CO2排出量が少ないヒマシ油を使ったクッション性や吸湿性あるインソールなど、機能面でも満足度の高いアイテムが揃っていますよ!

NOVESTA(ノヴェスタ)

・設立された場所:スロバキア
・エシカル・サステナブルな特徴:ほぼ全て製品が天然ゴム、綿やリネンなどの厳選された天然素材で作られている。
生産工程の9割は職人によるハンドメイド。
本社工場は環境に関する国際的な標準規格のISO14001認証を取得済み。
リサイクル可能な合成皮革を使ったヴィーガンモデルを製造している。
(ヴィーガン製品の正式なサプライヤーとして)PETA 認証取得済み。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ(レディース、メンズ、キッズ)

NOVESTA
※公式インスタグラムより

ブランドの前身は、1939年に旧チェコスロバキアでラバーとキャンバスの製品に特化した靴工場として存在していた「NOVESTA(ノヴェスタ)」。チェコスロバキアが分裂する一年前の1992年、純スロバキア産スニーカーブランドのNOVESTAとして誕生しました。

長年の積み重ねにより、高い環境基準と社会基準をクリアする生産体制を築き、ほぼ全て製品が天然ゴム、綿やリネンなどの厳選された天然素材でできており、生産工程の9割は地元の職人によるハンドメイドで作られています。

ゴムの端切れは全てリサイクルされるなどサステナビリティを大切にし、本社工場は環境に関する国際的な標準規格であるISO14001の認証を取得済みです。

なお、2018年にはPETA 認証を取得し、リサイクル可能な合成皮革を使ったヴィーガン仕様のシューズを作っています。

職人のハンドメイドのため、どこか手のぬくもりが感じられる表情に、長年の愛用者が多数いるのも納得です!

NIKE(ナイキ)

・設立された場所:アメリカ合衆国
・エシカル・サステナブルな特徴: 炭素(Co2)と廃棄物の排出量をゼロにすることを目指す取り組み「Move to Zero」を行っている。
Climate Impact Labの専門研究員と連携し、気候変動対策を推進している。
自社工場で出た廃棄物を再利用したシューズを製造販売している。
代表的シューズ「エア マックス」から、サステナビリティに配慮したバージョンを発表している。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ、レディース、メンズ、キッズ

マーク・パーカー会長の言葉「気候変動から不平等といった現代社会が抱える課題に立ち向かうには、次世代の可能性を解き放し、かつてないほど大胆な夢を掲げる必要があります」(公式サイトより)が示すように、世界を取り巻く問題に継続的に取り組んでいるグローバル企業「NIKE(ナイキ)」。

炭素と廃棄物の排出量をゼロにすることを目指すことでスポーツの未来を守る取り組み「Move to Zero」をはじめ、サステナブルな未来創造のために、専門研究員と連携して気候変動対策を行っています。

※2030 年までに、温室効果ガス排出を自社所有および運営拠点において65%、サプライチェーン全体で30%削減を目指している。

製品作りにおけるエシカルな試みとしては、2020年2月に自社工場で出た廃棄物を再利用したシューズ「ナイキ スペース ヒッピー」を発表。

2021年3月には、初のサステナビリティに配慮した「エア マックス プリデイ」が発売されました。

廃棄物を最小限にし、重量換算で20%以上の再生素材を使用した新エアマックスは、環境面から機能性・はき心地まで進化し、サステナブルな未来創造にふさわしいアイテムです。

ROMBAUT(ロンバート)

・設立された場所:フランス
・エシカル・サステナブルな特徴:リンゴの皮、ココナッツ、パイナップルの葉、樹皮などの植物由来レザーを開発している。
リサイクル繊維を積極的に採用している。
100%ヴィーガン対応。
染料などに野菜・果物を使用したり、アップサイクルできる材料を採用したり、製造工程から有害物質を排除するなどして、環境への負荷を減らしている。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ(レディース、メンズ)

ROMBAUT
※公式インスタグラムより

元ランバンなどの有名ブランドのメンズウェアアクセサリーデザイナーだったベルギー出身のマット・ロンバート(Mats Rombaut)が、2013年に創設したヴーガンシューズブランド「ROMBAUT(ロンバート)」。

※同デザイナーは、別のビーガンフットウエアブランド「ヴィロン(VIRON)」を、共同経営者と共に2020年に立ちあげている。

彼自身がベジタリアンであることから、リンゴの皮、ココナッツ、パイナップルの葉、樹皮などの植物由来レザー(ヴィーガンレザー)を開発し、100%ヴィーガン対応のアイテムを展開しています。

また、リサイクル繊維を積極的に採用したり、染料などに野菜・果物を使用したりするなど、製造工程から有害物質を排除するなどして、環境への負荷を減らしています。

モードでスタイリッシュなデザインが世界中で注目されているヴィーガンブランドです。

※日本国内では複数の海外セレクトショップなどで販売されています。

Öffen(オッフェン)

・設立された場所:日本
・エシカル・サステナブルな特徴:アッパー部分は、透明なペットボトルからのリサイクル糸を使用している。
付属のシューキーパーは、植物由来の生分解性プラスチックを採用している。
靴箱ではなく、リユースできる再生紙の袋を使用している。
別売りのインソールは、生物分解可能な素材を使用している。
プロデューサーは一般社団法人エシカル協会主宰「エシカル・コンシェルジュ講座」修了。
・取り扱いファッションアイテム:シューズ(レディース)

Öffen _ オッフェン
※公式インスタグラムより

2021年にリリースされた、日本発のサステナブルシューズブランド「Offen(オッフェン)」。

アッパー部分は、分別回収された透明な使用済みペットボトルから生まれた再生PET糸(リサイクル糸)を使用。水洗いができるポリエステル素材です。

また、付属のオリジナルシューキーパーは、トウモロコシやキャッサバのデンプン質といった植物由来の生分解性プラスチックを採用。土に還すことも可能なサステナブル素材です。

さらに、靴箱ではなく丈夫な再生紙の袋を梱包に使用することで、野菜の保存バッグなどのリユースも可能。かつ靴紐で結ばれているのも嬉しいポイントに。

デザイン性も高く、かわいいと思ったらエシカルなシューズだった、という理想的な選び方ができそうです!

indosole(インドソール)

・設立された場所:インドネシア
・エシカル・サステナブルな特徴:様々な環境汚染問題を引き起こす廃タイヤをソールとしてアップサイクル(再利用)している。
化学物質や有毒物質が環境に流出しないエシカルな染色を採用している。
Bコープ認証取得済み。
クルエルティフリー。
・取り扱いファッションアイテム:サンダル・スリッパ(レディース、メンズ、キッズ)

Indosole
※公式インスタグラムより

2014年にBコープ認証(環境や社会へのパフォーマンス、透明性、説明責任、持続可能性において優れた会社に与えられる)を取得している、アップサイクルサンダルブランド「indosole(インドソール)」。

世界中で廃棄されているタイヤは何千年も原形をとどめ、燃料代替品として燃やしたとしても、タイヤ燃焼に伴う有毒物質の発生により、大気や水質・土壌などの環境汚染から人体への害にまでなってしまいます。

そこで、この廃タイヤ問題を解決するために、indosoleは廃タイヤをフットウエアのソールへとアップサイクル(再利用)しています。

ソール部分だけではなく、例えば染色に関しては、化学物質や有毒物質が環境に流出しないエシカルな染色を採用。また、天然ゴムのフットベッドを使用したり、リサイクルタイやのソールでグリップ力や耐久性があるなど、機能面でも使う人の心地よさを追求しています!

サステナブルなシューズで足取り軽く!

今現在も、多くのファッションブランドが「サステナブル」な取り組みを進め、最新技術を駆使したサステナブルシューズを生み出しています。

まだまだご紹介しきれていないエシカルシューズがあるため、今後も随時追加していく予定です。靴選びに迷ったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
サステナブルシューズ

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『国内外エシカルファッションブランド22選|オーガニックコットン、草木染、フェアトレードアイテムを探すなら!』

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『国内外サステナブルなデニムブランド5選|エシカルファッションでエコなデニムスタイルを貫こう!』

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『エシカル・サステナブルバッグ日本海外ブランド7選|エコでアップサイクルなバッグを自由に選ぼう!』 

この記事を書いた人

奥田真由子

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー、AEAJ認定環境カオリスタ、AEAJ認定ナチュラルビューティスタイリスト。京都府立大学大学院英語英米文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文学研究を通して社会と人のあり方を考えていた経験から、国内外エシカル関連の情報を「肩ひじ張らずに」探求したく日々勉強中。