国内外オーガニックコットンTシャツブランド17選｜肌に優しいシャツで地球環境にもエシカルな優しさを

大正12年から続く香川県の繊維・ファブリックの老舗総合卸商社から誕生した、オーガニックコットンのルームウェアブランド「set setouchi rhythm（セット セトウチリズム）」。

インナーウェアやパジャマ、タオルなど肌に直接触れるアイテムを展開しているため、オーガニックコットンをはじめ、瀬戸内を中心とした国産の安心・安全な素材を厳選使用しています。

また、縫い目が肌に当たらないようにするなど、心地よい暮らしに寄り添う良質なアイテム作りへのこだわりが細部にまで宿っているのもうれしいポイントです！

五部袖仕様の「VネックTシャツ」は、汗じみ防止として脇にパットがとりつけてある優れもの。もちろん素材はコットン100％で柔らかく、汗を吸収して着心地よく過ごせます。

その他、「クルーネックTシャツ」「フレアーTシャツ」もあり、程よいシルエットと落ち着いた色味でコーディネートしやすい点も注目です！

1976年にロサンゼルスで誕生したセレクトショップ「RonHerman（ロンハーマン）」から生まれたオリジナルアパレルブランド「8100（エイティワンハンドレッド）」。

上質なワンマイルウエア（ちょっとしたお出かけ用カジュアルウエア）を展開していることから、farmers 360° linkのエシカルコットンを採用しています。

farmers 360° linkは、世界中の農家のトレーサブルな生産物とデジタル技術を組み合わせて、購入者と生産者をつなぎ、新たなエシカル消費体験を提供しており、プロジェクト第1弾として“Cotton Chiko Africa by farmers 360° link”というコットンブランドを発表。

このコットンは商品の原材料の生産がもたらす環境・社会面のインパクトを可視化し、購入者が着る服のコットン生産者のアフリカ・ザンビアの人々（契約した零細小規模農家）を、プラットフォームを通じて直接応援できます。

なお、コットンはひとつひとつ手作業で生産・収穫が行われ、環境を破壊することがありません。

購入後、タグについているQRコードから支援先を選ぶことができるため、購入した後のストーリーまで大切にできる特別な1着になります！

学生時代よりサステナビリティ学を専攻し、持続可能な社会づくりに真摯に取り組んでいる創設者により2021年9月に誕生した、サステナビリティ性を追求するエシカルブランド「ETHICAL CLUB（エシカルクラブ）」。

「お客様の生活に長く寄り添える」プロダクトというコンセプトをベースに、有機素材・リサイクルマテリアル・各種認証取得済み素材を積極的に採用し、製造過程の透明性を重視しています。

第一弾のプロダクトは、貴重な福島県産有機綿とGOTS認証取得トルコ産オーガニックコットンを使用した“ETHICAL COTTON TEE”。

流行に関わらず合わせやすいシンプルモダンなデザインと、三子糸を使って高密度で編まれた肉厚＆ソフトな生地。さらに首元が簡単にヨレないように縫製されている細やかな点に注目！

シンプルなためプレゼントにもしやすく、長く楽しむことができる1枚です！

「いつも海を感じていたい」というキーワードがブランド名からも感じられる、沖縄の自然や生き物、文化を大切にしたオリジナルアイテムを中心に、沖縄らしいセレクトアイテムや沖縄県内作家による手作りアイテムを展開しているライフスタイルブランド「海想」。

スタッフの方々がジュゴン保護活動や帆掛けサバニ（沖縄の伝統的な船）をライフワークとしており、その自然に対する真摯な考え方が、取り扱いアイテムにも反映されています。

人気のオーガニックコットンTシャツは、着心地の良さはもちろんのこと、自然保護に関するメッセージ性も◎。たとえば画像の「マリンママルズ」は、沖縄海域で確認されている海の哺乳類がデザインされています。

これは1998年頃に、鯨類のレプリカデザイナーだった方が手書きで描かれたとのこと。本物を知っているからこそ描くことができる、緻密で愛情のこもった温かいイラストは長く愛用できて◎です。

「100年先も美しいものづくりを、共に。」をコンセプトに、ファッション業界が長年抱える社会問題に目を向けて、製品が作られる過程も美しいものづくりを目指して誕生したサステナブルファッションブランド「CO+（コープラス）」。

インドの工場と直接やり取りし、原料から縫製・販売までトレーサブルなものづくりを追求し、製品に関わる全ての人や環境への配慮を重視した姿勢が、シンプルながらこだわりのあるアイテムへと昇華されています。

GOTS認証取得の健康被害や児童労働のないインド産オーガニックコットンを使用したTシャツのほか、従来よりも約50%の温室効果ガス削減効果のあるリヨセルを混合したノースリーブもあります。

今後さらにエシカルな考え方を反映したアパレルアイテムを展開予定。流行に左右されずに長く愛用できるデザインにも期待できます！

「日本の技術の高さを後世に残したい」「自分を大切にしていると感じられるアイテムを提供したい」という想いと、「特殊かつ希少な炭素繊維との出会い」によって生まれた、植物性炭素繊維のカットソーブランド「sumigi（墨着）」。

希少なオーガニックコットンと、特殊製法で炭素化させた繊維と綿糸で編立てたカットソーは、肌触りがよく、消臭・抗菌・遠赤外線などの効果も感じられて機能性も◎。

環境負荷が少なく、ライフスタイルにそっと寄り添ってくれるsumigiのカットソーは、シンプルな分、シーズンレスに大活躍してくれます！

1950年代に日本のＴシャツ製造の先駆けとなる国産アウターＴシャツを開発・生産し始めた、国内Tシャツメーカーのパイオニア「久米繊維工業（KUME.JP）」。

社会環境問題にも積極的に活動し、たとえば裁断・縫製にはグリーン電力を使用したり、自社プリント工場では環境負荷を抑えた水性インクを採用したりしています。

オーガニックコットンを使用した「サスティナブルライン」では、老舗企業と協業し、素材の風合いを活かしたカットソー（Tシャツ、スウェット、パーカーなど）が勢ぞろい。国産Tシャツメーカーのパイオニアらしい、しっかりとした生地と縫製、信頼感のある佇まいに、長年の愛用者が多くいるのも納得です！

2007年に誕生した、徹底した国内生産・日本製にこだわるカットソーブランド「FilMelange（フィルメランジェ）」。

厳選したオーガニックコットンを使用し、自社の縫製工場にて、職人によって丁寧に仕立てられています。

（可愛い名前つきの）デザインの豊富さもうれしいですが、アイテムによっては「オーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を集めたもの50％、バージンオーガニックコットン50％を掛け合わせて紡績されたオーガニックリサイクルコットン」を使用しているなど、素材自体で選ぶ楽しさもありますよ！

「循環する服。やさしく自然に還る服。」をブランドコンセプトに、2018年に日本国内で生まれたエシカルブランド。

「リサイクルからうまれ変わるプロダクト」と「新たにうまれるプロダクト」を循環させる製造工程に、サステナブルな魅力があります。

オーガニックコットンをはじめとした、リネンやヘンプなどの天然素材、草木染めや藍染めなどの天然染料、ユリアや生分解性面ファスナーなどの自然由来の付属品、綿糸などの生分解性の縫糸を使用しているアイテムは、使うほどに愛着が持てるのではないでしょうか。

瀬戸内海を望む、香川県高松市にある繊維製品の卸商社のオリジナルブランド「nofl（ノフル）」。

ブランド名の由来が“natural organic fashion life”（ナチュラル・オーガニック・ファッション・ライフ）の頭文字であるように、厳選された天然素材を使用した、環境にも着る人にも優しい、着心地のよいアイテムの提案をコンセプトとしています。

全てのアイテムが国内生産であり、1着1着丁寧に作られているのも好印象です。

幅広い年代の女性が着こなしやすい、ナチュラルで肩ひじ張らず、かつ大人らしいきちんと感も表現できるカットソーが豊富にそろっています！

1992年に、アメリカのテキサス州にて創業したオーガニックコットンのファーマーズブランド。

100年以上に渡りテキサスの自社農場（テキサス州農業省認定の有機農場）で綿花を栽培しているOldham一家の現オーナーGary氏が、消費者とより良い土を共有し、次なる環境改善に繋げることをコンセプトとして、「S.O.S. from Texas」を立ち上げました。

収穫されたコットンはすべてアメリカ国内の認定工場にて、紡糸から縫製まで行われます。その理由はオーナー自らが、自身の目が届く範囲ですべての工程の品質管理を徹底したいため、とのこと。

“S.O.S.”が“Save Our Soil”（私たちの土壌を救おう）の頭文字であるように、地球環境にも着心地にも強い想いがこもっており、根強いファンも多数！

様々な業種とのコラボレーションも行っているため、「これってS.O.S.のTシャツだったの！？」という意外な出会いもあるかもしれませんね。

※基本的にパック仕様。パッケージにはUSDA（アメリカ農務省）・TDA（テキサス州農業省）認定マーク、COTON USAマークがついています。

2007年にニュージーランドで立ち上げられた、フェアトレードとオーガニックをコンセプトにした「コットンの種が植えられるところから始まっている」エシカルブランド「Kowtow（コウトウ）」。

ブランド名は「叩頭」（跪いて、両手の平を地面につけた状態で、頭を地面につけて行う礼）から来ており、「相手への尊敬の念や謙虚な姿勢を表している」叩頭の姿勢が、ブランド自体の世界への姿勢をよく表しています。

Kowtowは認証オーガニックコットンを使用し、地球環境や着る人の健康に配慮するのはもちろんのこと、コットン生産者やそのほかの労働者たちへの劣悪な労働環境を守るために、フェアトレードの精神を貫いています。

世界中から人気を集めているスタイリッシュなデザインは、見ているだけでもワクワクしてしまいそう！ エシカルとファッション性の融合に、これからも期待大なエシカル＆サステナブルブランドです。

2009年にスペインで誕生した、サステナブル・アップサイクルファッションブランド「ECOALF（エコアルフ）」。

これまでのファッションによる環境負荷に疑問を持ち、ペットボトル、漁網、タイヤなどを独自の技術でリサイクルして生地を開発しているのが特徴的です。

たとえば、100%ヴィーガン・コレクション「フェルダーフェルダー」が英国のPETA賞を受賞したり、海洋ごみを素材とするスニーカーが、スペインのサステナブル系の賞を受賞したりと、誕生以来数々のエシカル・エコ関系の賞を受賞しています。

オーガニックコットンを使用した人気のTシャツは、ブランドメッセージ「Because there is no planet B」がデザイン性も高く書かれており、さり気なくも環境意識をアピールできる点が個性的と好評です！

100％GOTS（オーガニックコットンの世界基準）認証のオーガニックコットンを使ったオリジナルの綿糸で、シンプルかつ上質のカットソー（アンダーウエア）を2009年より生み出しているブランド「THE WHITE BRIEFS（ザ ホワイト ブリーフス）」。

創設者は数々の有名ブランドのクリエイティブディレクターとして活躍した後、自身が納得できる、地球環境に配慮し、かつ着る人の肌にもソフトで見た目にも美しいカットソーを目指して、ブランドを作ったとのこと。

世界中の目利きショップで扱われており、その人気は日本でもひそかな広がりを見せています。一度袖を通すとリピーターになってしまう、触り心地の良さをぜひ体感してみては。

インド・ティルプルの100％GOTS（オーガニックコットンの世界基準）認証のオーガニックコットンを使用した、メルボルン発のカットソー・ナイトウエアブランド「ORGANIC CREW（オーガニック クルー）」。

「エシカル」「サステナブル」「オーガニック」をキーワードに、製品の品質、デザイン性、地球環境、自社工場での労働環境に気を配り、すべての点でハイクオリティーであることをブランド哲学に置いています。

シンプルながら肌触りの良いTシャツから、オシャレ＆気持ちよくてぐっすりと眠れると高評価なナイトウエアまで大好評！ ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。

GOTS認証のオーガニックコットン100％のインドで手織りされたファブリック（布地）を用いて、ロンドンで縫製をしているサステナブルブランドの「HENRI LONDON（ヘンリ ロンドン）」。

このブランドが、インドでの伝統的な織機を使っての手織りのファブリックにこだわる理由は、その美しさはもちろんのこと、廃れていく地域産業を活性化させ、若い世代にまで技術を伝えていけるようにする目的もあります。

デザインとパターンカットは創業者がロンドンにて行い、長く愛される定番スタイルの他にも、新しいアイデアがあれば2つの契約工場（ロンドン、ポルトガル）にてテストしているそう。

強く美しい女性のための、上質なリラックスムード漂うアイテムたちには、人と地球への思いやりとデザイナーとしてのこだわりが詰まっていると実感できるブランドです！

2018年に創業された、循環型アップサイクルカットソーブランド「For Days（フォーデイズ）」。

このブランドの画期的な点は、会員がFor Daysのオーガニックコットンカットソーを購入し着古した後、「回収」「素材分解」「アップサイクル（新しく作りなおす）」「会員が購入」という循環システムを実践していること。

※2018年時点では、リサイクル素材約30％＋新しいコットン約70％の構成。素材はGOTS認証のオーガニックコットン使用。

衣類を「所有」ではなく「借りている」という考え方で着用することで、消費者にとっても所有の負担が軽減するのです。

ロサンゼルスにある工場での労働環境の質や廃棄物削減、再生可能エネルギー利用など、製造過程においてもサステナブルであることを大切にしています。

残念ながら、海外配送は対応していません。しかし、（気軽に買い足してしまいやすい）Tシャツに関して、このような循環型のアップサイクルシステムがあることが広まれば、今後日本でも「衣類の循環は当たり前」のようになるかもしれませんね！