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ナチュラル・オーガニック化粧品の日本初認証協会JNOCA|厳しい成分基準でエシカルコスメの目印に!

気候変動・地球温暖化やプラスチック汚染、災害や疫病、人権・アニマルライツ(動物の権利)・生物多様性に関する問題など、国を越えた地球規模の問題が山積している昨今、環境保護の観点から様々なアイテムの選択・購入を行う方が増えてきています。

エシカルコンシューマー

特に化粧品に関しては、「ナチュラル」「オーガニック」「自然派」「天然由来成分」「無添加」といった、環境と肌に良いイメージを想起させる言葉を敏感にキャッチし、より良い未来のために日常的に使用する化粧品を選ぶ方は、もはや珍しくないでしょう。

ですが、意外にも日本では、「ナチュラルコスメ」「オーガニックコスメ」「無添加」と名乗るための基準は法で明確に定められていません。

そのため、少しでも天然由来成分を使用していたり、何らかの添加物は不使用であったりすると、メーカーが「ナチュラル」「無添加」などを誇張しているケースがあることも否めないのです。

そこで、海外のナチュラル・オーガニックコスメ認証団体の認証を取得しているかどうかを目印に、化粧品を選んでいる方は日本国内で増えています。しかしこの海外の認証団体の認証基準もまた、統一性がなく、合成界面活性剤などの使用を可としている場合もあります。

結局は消費者が自分自身で、配合成分やメーカーの環境に対する姿勢をチェックしなくてはいけない……。楽しいはずの化粧品選びが、なんだか大変に感じられますよね!?

そんな日本国内の、真のナチュラル・オーガニックコスメを求めるエシカルコンシューマー(エシカル消費者)の声に応えてくれる、日本初のナチュラル・オーガニックコスメ認証協会「JNOCA(ジャノカ)」が2020年5月に誕生しました!

※2020年5月末に公式サイトをオープン。

ナチュラル・オーガニックコスメ認証JNOCA

JNOCA(ジャノカ)とは「一般社団法人日本ナチュラル・オーガニックコスメ協会 (JAPAN NATURAL ORGANIC COSMETICS ASSOCIATION)」の略称。化粧品に関して、一般消費者が安心して選ぶことができるように、成分に関する独自の基準をクリアした製品を認証する機関です。

成分や環境に配慮された化粧品がその価値を広く見出されるように、JNOCAでは「JNOCAナチュラル」「JNOCAオーガニック」という2つの認証基準が設けられています。

JNOCA認証ロゴマーク
※各JNOCA認証ロゴマーク:
円環を描くインフィニティ(∞)=「持続可能な社会の実現」を象徴。
5つのインフィニティ=JNOCAが設ける「基本的な5つの項目」を表現。
色=日本の伝統色である「常磐色(ときわいろ)」を採用。

購入する側にとっては、パッケージや化粧箱に記されているJNOCA認証マークによって、どのような成分を使用している化粧品か簡単に判断でき、選ぶ際の目印になります!

※2020年7月よりJNOCA認証審査の先行受付を開始とのこと。詳しくは公式サイトをご覧ください。
■JNOCA公式サイト https://jnoca.or.jp/

JNOCAナチュラル、JNOCAオーガニックの認証基準

では、「JNOCAナチュラル」「JNOCAオーガニック」2つの認証基準を見ていきましょう。
※公式サイトより

【JNOCAナチュラル】

JNOCA NATURAL
※「JNOCAオーガニック」との違い:肌への低刺激性を重視し、「アルコールを使用していない」点が含まれる。

1. 原料の90%以上に、自然※原料を使用している。および、自然原料のみから構成された成分を使用している。
※「自然」とは石油系の成分以外を指す。具体的には、植物、粘土、鉱石類のように自然界の中で生まれ、循環することができ、自然のバランスを壊す懸念のない原料を指す。
2. (ミネラルオイルなどの鉱物油を含む)石油由来の成分を使用していない。
3. 石油系の合成界面活性剤を使用していない。
4. (カルボマーなどの)合成ポリマー、(シクロメチコン・ジメチコンなどの)シリコンオイルを使用していない。
5. BG(石油由来)、PG溶媒で抽出された植物エキスを使用していない。
6. 石油系合成着色料であるタール色素の原料を使用していない。
7. 合成香料を使用しない。
8. 旧指定成分を使用していない。
9. (パラベン、フェノキシエタノールなどの)合成防腐剤を使用していない。
10. 遺伝子組み換え操作を行った植物を使用していない。
11. 製造過程において動物実験を行っていない。
12. (エタノール、無水アルコール・変性アルコールなどの)アルコールを使用していない。

【JNOCAオーガニック】

JNOCA ORGANIC
※「JNOCAナチュラル」との違い:環境に配慮したオーガニック率を重視し、「原料の5%以上に、オーガニック認証の原料を使用している」点が含まれる。

1. 原料の90%以上に、自然※原料を使用している。および、自然原料のみから構成された成分を使用している。
※「自然」とは石油系の成分以外を指す。具体的には、植物、粘土、鉱石類のように自然界の中で生まれ、循環することができ、自然のバランスを壊す懸念のない原料を指す。
2. 原料の5%以上に、オーガニック認証の原料を使用している。
3. (ミネラルオイルなどの鉱物油を含む)石油由来の成分を使用していない。
4. 石油系の合成界面活性剤を使用していない。
5. (カルボマーなどの)合成ポリマー、(シクロメチコン・ジメチコンなどの)シリコンオイルを使用していない。
6. BG(石油由来)、PG溶媒で抽出された植物エキスを使用していない。
7. 石油系合成着色料であるタール色素の原料を使用していない。
8. 合成香料を使用しない。
9. 旧指定成分を使用していない。
10. (パラベン、フェノキシエタノールなどの)合成防腐剤を使用していない。
11. 遺伝子組み換え操作を行った植物を使用していない。
12. 製造過程において動物実験を行っていない。

JNOCA認証と共にエシカルな生活を!

ナチュラル・オーガニックコスメ
成分について詳しい知識がなくても、信頼できるメーカーが自然環境にも肌にも配慮して作った化粧品だと一目で分かる「JNOCA認証」。

認証基準を日本語できちんと確認できる日本国内の認証機関の存在は、今後ますます国内のエシカルな生活を後押ししてくれますね。

※詳しくは公式サイトをご覧ください。
■JNOCA公式サイト https://jnoca.or.jp/

■海外のオーガニック認証団体については、こちらでご紹介しています。
『エシカルコスメとはどんな化粧品?オーガニック、ナチュラル、無添加コスメとの違い基本講座』

この記事を書いた人

ライター:奥田真由子

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー、AEAJ認定環境カオリスタ、AEAJ認定ナチュラルビューティスタイリスト。京都府立大学大学院英語英米文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文学研究を通して社会と人のあり方を考えていた経験から、国内外エシカル関連の情報を「肩ひじ張らずに」探求したく日々勉強中。