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アップサイクルブランド14選|アップサイクルで廃品に新たな価値と存在感をプラス!

【アップサイクルとは?サステナブルやエシカルとの関係は?】洋服からメガネ・サングラス・アクセサリー・バッグなど小物、家具まで、リサイクルとは異なるアップサイクル。アップサイクルで廃棄予定のモノに新たな命を吹き込む国内外アップサイクルファッション・インテリアブランドをご紹介!

数年前から使われるようになった「アップサイクル」という言葉。ですが一般的に浸透してきたのはここ最近のように思われますが、皆さんの周りではいかがでしょうか。

廃棄された家具

私の周りでは「アップサイクル? 全く意味が分からない。知らない。初耳」という方や、「見聞きしたことはあるけれど、リサイクルやリメイクとは実際どう違うの?」という方など、「アップサイクル」という言葉になじみのないケースがまだ少なくない印象です。

そこでここでは、アップサイクルの意味についてご説明した後で、アップサイクルによって魅力的な製品を生み出している国内外のファッション・インテリア系ブランドをピックアップしてご紹介します!

【アップサイクルとは】

アップサイクル(英語表記“Upcycle”)とは、古い布や古着、廃材、古い家具、縫製後の余り生地など、従来ならば不用品(=ゴミ)として廃棄処分されていたような製品・道具を別の製品として生まれ変わらせることを指します。

とはいえ、同じような意味で捉えられがちな「リサイクル(“recycle”=再循環)」とは異なり、アップサイクルはそれらを材料に「より魅力的で価値のあるモノ」へと昇華させることがポイントです。

たとえば業務用に使用されていた穀物用保存袋にデザイン性をプラスして、日常的に使用できるバッグなどのファッションアイテムやインテリア雑貨へと変化させたり、大量生産によって作られ余ってしまった布地で独創的なドレスを制作したり……。

アップサイクルの生地

デザインやアイデアという付加価値を加えることで、これまでは捨てられる運命だったモノたちに新たな命を吹き込み、人々が新たに「欲しい」と本気で思えるアイテムへと「価値をアップさせる」--これが「アップサイクル」の意味です。

大量生産・大量消費時代を経て、環境問題や労働・人権問題など、多くの(国境を越えた地球規模での)負の遺産を背負ってしまった私たち現代人だからこそ、「サステナブル」「エシカル」な価値観から生まれたアップサイクル製品との出会いを大切にし、長く愛用していければステキですよね。

【補足:食品の廃棄部分もアップサイクル】

ファッションやインテリアなどの枠を超えて、ここ数年で「食品のアップサイクル」も注目されるようになっています。

たとえば、地ビールの「クラフトビール」は地域活性化になるため、世界的に大人気となりました。しかしその陰では、大量に捨てられる麦芽のカス廃棄問題が発生しており、エシカル産業とは言えない状態に。

その問題を解消するために動いたのが、ニューヨーク発のスタートアップ企業です。彼らはこれまで単なるゴミだった麦芽のカスを栄養満点のスーパーフード「スーパー・フラワー(小麦粉)」にアップサイクルし、大人気となりました。

日本国内の例では、こんにゃく作りの過程でこんにゃく芋を精粉にする際に、捨てられたり肥料として使われていた「飛び粉(とびこ)」に含まれる「こんにゃくセラミド」に注目し、サプリメントや食品の素材としてアップサイクルする活動「こんにゃくセラミド健美肌プロジェクト」が挙げられます!

植物性で安心感のあるこんにゃくセラミドは、「食べて摂取することで、角層のセラミドが増えて、肌の保湿力が高まり、バリア機能を強化することが、ヒトや動物などの試験によって明らかになってきています」『こんにゃくセラミド健美肌プロジェクト』公式サイトより)とのこと。

こんにゃくセラミドをアップサイクルしたシフォンケーキやブラウニー、ゼリーやタピオカなど、数々の新たな食品が生まれており、これからの展開も期待されます。

「こんにゃくセラミド健美肌プロジェクト」公式サイト

以前は廃棄されていた素材の良さを引き出し、さらなるサステナブルな付加価値を高めるアップサイクルは、人にも環境にも優しい長期的な視点で支えられるエシカル活動と言えるのです!

■こちらの記事でもアップサイクルブランドや世界的イベントについてご紹介しています。
『国内外アップサイクルブランド11選|クリーニングディでアップサイクルを身近に!廃棄物にデザイン性をプラス』

Think Scrap(シンクスクラップ)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:シートベルト端材や地域の端材を組み合わせて、新しい製品へとアップサイクルしている。
廃棄量を減らし、かつ地域社会の活性化に貢献している。
※㈱東海理化は「エシカル×あいち」の公式メンバー
・展開アイテム例:ペンケース、トートバッグ、ポーチ類

ThinkScrap
※公式サイトより

愛知県の自動車部品メーカー「株式会社東海理化」発、廃棄されるシートベルト端材の活用をメインに、同地域の他社との共同で端材を組み合わせてケースやバッグなどにアップサイクルするブランド「Think Scrap(シンクスクラップ)」。

ブランド名が「『端材を活かすために考慮』するという意味」(公式サイトより)を持つように、生産工程でどうしても出てしまうシートベルト端材の特長(丈夫さ、質感)を活かし、さらなる価値のあるアイテムへと生まれ変わらせています。

地域活性化も含めて同地域の他業種企業とのコラボアイテムもあり、様々な場で発生する端材を幅広くアップサイクル。今後の新しいアイテム展開にも期待できます!

トヨタ博物館などにも取り扱いがあるように、自動車好きの方へのギフトにもおすすめ。エシカル消費の入り口としても楽しめるアップサイクルブランドです。

Think Scrap(シンクスクラップ)公式サイトを見る▶

■その他、アップサイクルも含むエシカル・サステナブルバッグブランド紹介はこちら
『エシカル・サステナブルバッグ日本海外ブランド11選|エコでアップサイクルなバッグを自由に選ぼう!』 

eye for three(アイフォースリ―)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:目薬の廃棄プラスチックボトルをメガネのフレームにアップサイクルしている。
混ぜ物や着色・塗装はせず、素材の色を活かした100%リサイクル。
パッケージは、100%古紙でできておりプラスチック不使用、説明書やタグもなし。
付属の布袋もリサイクル資材を使用している。
※売上の10%はインド・ベトナム・インドネシアの貧困層の方の白内障手術や、眼鏡の提供に寄付されている。
・展開アイテム例:メガネ、サングラス

eyeforthree(アイフォースリー)
※公式インスタグラムより

ロート製薬の社内ベンチャー制度から生まれた、目薬の廃棄プラスチックボトルをメガネ・サングラスのフレームにアップサイクルしているサステナブルブランド「eye for three(アイフォースリ―) 」。

インドの失明者数は、全世界の失明者数の約20%を占めており、その主な原因は、強い紫外線や医療を適切に受けられない環境などによる白内障が多いとのこと。

このような「インドの人々の目の健康」と「廃棄プラスチック問題」の両方の課題解決のために、元々インドのスラムへの支援活動をされていたロート製薬社員の方が、現在ブランド代表として、目薬の廃プラスチックをサングラスにアップサイクルする事業を進めています。

「サステナブルサングラス」は、わずか25gの軽さとフィット感が好評。UVカット率99%以上で、「あなたの目も、あの子の目も、地球も守る」というコンセプトを体現しています。

「サステナブルブルーライトカット眼鏡」は、ブルーライトカット率24%(EN基準)。もちろん両方とも、フレームのプラスチックは100%廃プラをリサイクルしたものです!

ストーリーのあるサングラスやブルーライトカットメガネをお探しなら、ぜひチェックしてみてくださいね。

eye for three(アイフォースリ―)公式サイトを見る▶

PLAGLA(プラグラ)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:ペットボトルをメガネのフレームにアップサイクルしている。
※売上の一部は「海の羽根募金」に寄付され、美しい海岸を次世代に残していくための清掃活動や調査研究に使われる。
・展開アイテム例:メガネ

PLAGLA(プラグラ)
※公式インスタグラムより

日本製メガネの生産シェア9割を誇る福井県鯖江市にて、回収されたペットボトルをメガネのフレームへとアップサイクルしているアイウェアブランド「PLAGLA(プラグラ)」。

ブランド創設者が長年ビーチクリーン活動を行う上で、根本原因であるゴミ自体を減らす方法を考えた結果生まれたPLAGLA。あえてプラスチックの“PLA”をブランド名に入れることで、プラスチックとの関わり方をポジティブに捉えようという気持ちが込められています。

また、鯖江のメガネ工場の代表者も途上国支援を長年行っている経験から、世界規模でのゴミ問題について強い想いを持たれており、これらの製造者たちの背景がPLAGLAのフレームには込められています。

「子供たちにも綺麗な海や自然を残していきたい」という想いの詰まったメガネフレーム、気になる方はぜひチェックしてみてください!

PLAGLA(プラグラ)公式サイトを見る▶

KNOT YET!(ノットイェット)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:廃材になるはずだったヴィンテージニットでオリジナル商品をデザイン・製造している。
「つくる責任 使う責任」を果たし、福祉施設を通じて社会貢献をし、持続可能な社会を目指すプロジェクトを実施。プロジェクトの売上の一部は、病児保育支援活動に役立てている。
・展開アイテム例:ニット小物(キャップ、コンパクトミラー、ピアスなどのアクセサリー、ヘアターバンなど)

KNOT YET!
※公式インスタグラムより

“COVER THE WORLD WITH KNIT ! ”をコンセプトに、シーズンが終わると廃棄される生地見本などのヴィンテージニットでオリジナル商品をデザインするアップサイクルブランド「KNOT YET!(ノットイェット)」。

老舗のニット関連メーカーから生まれたブランドのため、高品質でニットへの愛が詰まったアップサイクルアイテムが揃っているのが魅力的です。

また、SDGsの目標の一つでもある「つくる責任 使う責任」を果たし、福祉施設を通じて社会貢献をし、持続可能な社会を目指すプロジェクト「Amime no Wa」を実施。この売上の一部は、NPO法人NOBELを通じて、病児保育支援活動に寄付している点も注目です。

ほっこりと愛らしくカラフルなニットの小物たちは、身につければさらに優しい雰囲気のとりこになりそう。ほとんどが一点もののため、気になるアイテムは早めにチェックを!

KNOT YET!(ノットイェット)公式サイトを見る▶

瀬戸内造船家具プロジェクト

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:これまで廃棄・焼却処分されていた造船古材の風合いを活かした家具にアップサイクルしている。
※第12回週刊愛媛経済レポート賞の「エコロジー賞」受賞
・展開アイテム例:家具

瀬戸内造船家具プロジェクト
※公式サイトより

「造船古材を未来のために。」をコンセプトに、未来の地球環境を守り循環型社会への貢献を目指して、オズマピーアール、浅川造船、ConTennaの3社が共同で発足した「瀬戸内造船家具プロジェクト」。

造船の町、今治でこれまで廃棄・焼却処分されていた造船古材(船の建造過程で職人達の足場板として活用してきた木材)を、古材の風合いを活かして「瀬戸内造船家具」にアップサイクルしています。

オーダーメイドも受け付けているとのこと! 詳細は公式サイトをご確認ください。

瀬戸内造船家具プロジェクト公式サイトを見る▶

マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:古着やヴィンテージの布地をリメイクし、異なるアイテムを制作。
・展開アイテム例:レディースファッションウエア、バッグ、アクセサリー

MALION vintage
※公式インスタグラムより

2017年に営業終了したセレクトショップ「Cher(シェル)」の企画担当だった石田さんと店長・バイヤーだった清水さんがデザイナーとなり、2016年に立ち上げたアップサイクルブランド。

国内外で買い付けたヴィンテージ生地やファッションアイテムを、全く新しいスタイルのファッション性の高いアイテムへと生まれ変わらせ、幅広い年代の女性たちに支持されています。

マリオン ヴィンテージ公式サイトを見る▶

シール(SEAL)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:破棄されたタイヤチューブを使用し、一点物のバッグや靴を「ハンドメイド イン ジャパン」で制作している。
・展開アイテム例:(メンズ)バッグ、靴

SEAL
※公式インスタグラムより

日本の職人の高い技術により作られた、リサイクルをコンセプトとしたプロダクツを提供するブランド。

破棄されたタイヤチューブを回収し、素材の特性を最大限活かしながらバッグや靴などのメイン素材としてリユース。一つ一つ素材感が異なり「唯一無二」の存在感が、品質とオリジナリティを求める男性から高く評価されています。

SEAL公式サイトを見る▶

ニューズド(NEWSED)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:木材、布、紙の端材などの廃材を使用し、全く異なる新しい雑貨を制作している。
・展開アイテム例:バッグ、ボウタイ、タグ、アクセサリー、ブックカバー、時計など

NEWSED
※公式サイトより

「特定非営利活動法人 NEWSED PROJECT」が運営している、古くなってしまったものを新たな視点で見ることで、別の新しいものとして蘇らせるアップサイクルブランド。

廃材などの古くなってしまったものが持つ、ストーリーや背景を大切にした商品開発を行っています。取扱い店舗は、全国のミュージアムショップ、デザイン系のセレクトショップが中心。

各デザイナーによる、様々なアイデアあふれるアイテムは目にも楽しい!

NEWSED公式サイトを見る▶

グリーム(gleam)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:廃材を使用して、一点物の家具を制作している。
・展開アイテム例:家具

gleam
※公式Facebookより

廃材を使用しデザイン性の高い家具を制作している「旅する家具」ブランド。

既存の制作物の購入から、セミオーダーやフルオーダーまで頼める点も注目ポイント。空間デザインもされています。

長く愛着を持って使える家具を配して、自分らしいショップやオフィス、住居空間を求めるこだわり派にオススメ!

gleam公式サイトを見る▶

カエルデザイン

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:クリエイティブユニットと障がいを持つ人たちによって、回収した海洋プラスチックをアクセサリーに加工している。
・展開アイテム例:アクセサリー

カエルデザイン
※公式インスタグラムより

クリエイティブユニットの「カエルデザイン」と、リハビリ型就労スペース「リハス」を利用する様々な障がいを持つ人たちがパートナーとなり、マイクロプラスチックなどの海洋プラスチックを回収し、アクセサリーに加工するアップサイクルブランド「カエルデザイン」。

売上の一部は海洋ゴミの調査や環境保全団体に寄付されています。

海洋プラスチックゴミだったとは思えないような美しいアクセサリーは、身に着けるだけでなにかストーリーを語り出しそうです!

※ソーシャルプロダクツ・アワード2021「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞、第47回石川県デザイン展にてグランプリの知事賞を受賞されました。

カエルデザイン公式サイトを見る▶

マザーハウス(MOTHERHOUSE)

・設立された場所:日本
・アップサイクルな特徴:使用済みバッグのケア・修理・回収を行うサービスを提供している。また、回収されたバッグは解体され、新たな商品としてアップサイクルされる。
・展開アイテム例:バッグ、キーケース、財布、ブックカバー、アクセサリーなど

マザーハウス
※公式インスタグラムより

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと、バングラデシュやネパール、インドネシアなど計6か国の途上国で、それぞれの素材や文化を活かしたモノづくりを行い、世界で販売をしているエシカルアパレルブランド「マザーハウス(MOTHERHOUSE)」。

2020年7月からは、「SOCIAL VINTAGE」という、使用済みバッグのケア・修理・回収を行うサービスを提供。また、回収された同ブランドのバッグは解体され、途上国の工場で現地の職人の手によって、「RINNE」シリーズとして新たな商品に生まれ変わるアップサイクルな仕組みを構築しています!

なおバッグ回収に協力すると、ポイント還元の他、途上国の公衆衛生対策へ寄付される点も、エシカル消費者として安心材料になりますね。

マザーハウス(MOTHERHOUSE)公式サイトを見る▶

フライターグ(FREITAG)

・設立された場所:スイス
・アップサイクルな特徴:古いトラックの幌布、自動車のシートベルト、自転車のチューブなどを使用し、一点物のバッグを制作している。
F-ABRICという、完全に生分解が可能な靭皮繊維(植物繊維)を開発・製造している。
多くの廃棄物を出しているスキーブーツを再利用したiPhoneケースを制作している。
・展開アイテム例:バッグ、ウォレットなど

FREITAG
※公式インスタグラムより

1993年に、グラフィックデザイナーだったMarkus & Daniel Freitagさんたちが、自分たちが求める「機能性、撥水性に優れた丈夫なバッグ」を、使い古しのトラックの幌、廃棄された自転車のタイヤチューブ、車のシートベルトを使用し、自らの手で作り上げたのがブランドの始まり。

そのため現在においても、世界的に広く販売されているFREITAGのバッグはすべてリサイクル素材を使用した一点物のアイテムです。

※2022年時点では、FREITAGは素材となるトラックタープ(トラックの幌)を完全循環可能(バッグの役目を終えた後もリサイクル可能)なものとするために、トラックタープ自体を自社で開発テスト中とのこと。この新しい循環の道を模索するプロジェクト「CIRCULAR TARP」に取り組むことで、さらにサスティナブルブランドとして進化を目指す企業姿勢が見られます!

FREITAG日本公式サイトを見る▶

グローブ・ホープ(Globe Hope)

・設立された場所:フィンランド
・アップサイクルな特徴:廃棄される軍用製品などを使用し、バッグなどを制作している。
・展開アイテム例:バッグ、ファッション雑貨、アクセサリー、オーガニックコスメなど

Globe Hope
※公式インスタグラムより

2003年に始動し、数々のデザイン賞や芸術文化賞を受賞しているフィンランド発サステナブルブランド。

数限りある資源を守るために、デザインと製造過程において環境に優しい選択肢をベースにしています。シンプルながら優しさと強さが共存する北欧デザインが光っており、国内外に多くのファンがいます。

Globe Hope公式サイトを見る▶(英語のみ、海外配送あり)

※日本国内では複数の海外輸入ショップにて販売されています。

マリーン セル(MARINE SERRE)

・設立された場所:フランス
・アップサイクルな特徴:古着やヴィンテージの布地をリメイクし、異なるアイテムを制作。
・展開アイテム例:レディースファッションウエア、バッグ、アクセサリー、シューズなど

MARINE SERRE
※公式インスタグラムより

2017年の「LVMHプライズ」を受賞した若手デザイナーであるマリーン・セルが掲げる、サステナブル・アップサイクルブランド。2018-19年秋冬パリコレでランウエイデビューを果たして以来、ユニークなサステナブルファッションブランドとして注目されています。

たとえば18-19年秋冬コレクションの45%は古着であり、新しい素材と古い素材を組み合わせて新しいアイテムを作り上げています。

すべて一点モノ、という訳ではないようですが、高いファッション性のなかに自然にヴィンテージアイテムをミックスさせ、「サステナブル」「エコ」といったワードを当たり前のことのように提案している姿勢に、今後の活躍が期待されるブランドです。

マリーン セル公式サイトを見る▶(英語のみ)

※日本国内では百貨店サイト、海外輸入ショップ、アパレルセレクトショップ、ポップアップショップにて販売されています。

時間までも魅力となるアップサイクルアイテム

アップサイクルという言葉自体はご存じなかったとしても、意外にこれまでに何度もアップサイクルなアイテムに接してきた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでご紹介したブランドのほかにも、たくさんのアップサイクルブランドがあります。その中には若手ファッションデザイナーのみならず、ベテラン世代のファッションデザイナーたちが携わっている高級ファッションブランドも含まれるほど。

このような流れからも分かるように、これからますます「アップサイクル」を基盤にしたモノづくりの姿勢が、世代を超えて世界的な広がりを見せるのは必至!

アップサイクルイメージ

古くなったからと簡単に捨てるのは、そこで時間がプツリと切れてしまうようで、なんだか寂しい……。

「地球環境のために!」という壮大な目的意識はひとまず置いて、まずは五感(もしくは六感?)が魅かれるアップサイクルアイテムを、手に取ってみませんか?

■アップサイクルに関するイベント・その他のアップサイクルブランドについては、こちらの記事でもご紹介しています。
『国内外アップサイクルブランド10選|クリーニングディでアップサイクルを身近に!廃棄物にデザイン性をプラス』

■その他のエシカルファッションブランド紹介はこちら!アップサイクル製品を取り扱っているブランドもあります。

『サステナブルファッションブランド日本海外18選|環境に優しくファッション性も高い人気のアパレルブランド紹介』

『国内外エシカルファッションブランド27選|オーガニックコットン、草木染、フェアトレードアイテムを探すなら!』 

■エシカルジュエリー(アクセサリー)ブランド紹介はこちら
『エシカルジュエリーブランド15選|アクセサリーもエシカルファッションで人と地球に優しさを広げよう!』

■アップサイクルやリサイクル、生分解性・再生可能な素材などを使用しているキッチンアイテム・食器などはこちら
『キッチン・テーブルウエア系エコグッズ14選|リサイクル・再生可能な素材でプラスチックフリーな便利アイテム紹介!』

■アップサイクルも含むエシカル・サステナブルバッグブランド紹介はこちら
『エシカル・サステナブルバッグ日本海外ブランド11選|エコでアップサイクルなバッグを自由に選ぼう!』 

■エシカル・サステナブルシューズブランド紹介はこちら
『サステナブルシューズ・スニーカーブランド13選|エシカルな靴を履いて足元からエコを楽しもう!』 

■コーヒーの出がらしをアップサイクルした入浴剤ブランドもこちらでご紹介しています!
『バスソルト・入浴剤おすすめ18選|無添加・保湿発汗・リラックスにアロマバス体験を!』

■エシカル・サステナブルニットブランド紹介はこちら
『国内外サステナブルなニットブランド7選|アップサイクル・エシカルファッションのすすめ』

この記事を書いた人

奥田真由子

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー、AEAJ認定環境カオリスタ、AEAJ認定ナチュラルビューティスタイリスト。京都府立大学大学院英語英米文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文学研究を通して社会と人のあり方を考えていた経験から、国内外エシカル関連の情報を「肩ひじ張らずに」探求したく日々勉強中。 ※2023年3月Fmヨコハマ 「Keep Green & Blue」出演https://www.fmyokohama.jp/keep/2023/03/post-18.html

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