2024年1月24日Bean to Bar チョコレート専門店ブランド追記【おすすめフェアトレード/サステナブルチョコレート紹介】フェアトレード&オーガニックチョコ、ヴィーガン対応などをしている世界のチョコレートブランドを集めました。カカオ農園での児童労働問題をご存じですか?カカオ豆生産者の過酷な労働環境を改善するためにフェアトレードな取り組みを行っているチョコレートメーカーをピックアップ!高品質でサステナブルなチョコで笑顔の輪を広めたいなら!
(毎年5月第2土曜日)世界中でフェアトレードをアピールする日。5月は世界フェアトレード月間です!
あなたはチョコレートをどれくらいの頻度で食べますか? チョコレートはおいしいのはもちろんのこと、チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」の働きに近年注目が集まっています。
なんとカカオポリフェノールは老化現象の原因となる活性酸素を抑え(抗酸化作用)たり、善玉コレステロール値を上昇させたり、精神的なストレスを軽減させたりといった健康効果が認められているのです!
さらには記憶・学習機能に関する神経栄養因子の数を上昇させたり……、チョコレートがこんなにも心身にスゴい効果のある食べ物だとは、驚きですよね。
ですが普段からお店でよく見られるチョコレートが、どのような工程を経て作られ、世界中の消費者の手元にまで届けられているのか、考えたことはありますか?
実はチョコレートの原料となるカカオ豆が栽培されるカカオ農園では、農園の親族の子供たち、人身売買や誘拐によって連れてこられた子供たちが学校にも行けず、過酷で危険な労働を強制されている実態があるのです。
そこで消費者である私たちが世界で行われている児童労働に対して声を上げられる行動――それは「サステナブルな視点で作られているフェアトレード製品を自分の意思で選び購入する」こと!
ここではチョコレート産業が抱える労働・人権問題の改善に取り組み、フェアトレード活動を広めていて、さらにはオーガニックや無添加など原材料にもとことんこだわっている、味も品質も保証済みなおすすめフェアトレード・チョコレートブランド(企業・メーカー)をご紹介します!
※ご紹介している多くの海外チョコレートブランドには、日本公式サイトがありません。ですが日本国内の複数のネットショップにて販売されていますので、ご購入を検討される場合はブランド名を検索していただければ幸いです。
■フェアトレードについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『フェアトレードとは?エシカル消費に欠かせない「フェアトレード認証ラベル」をチェック!』
Contents
- 1 フェアトレードチョコレートとは
- 2 Dandelion Chocolate (ダンデライオン・チョコレート)
- 3 COCO Chocolatier (ココ ショコラティエ)
- 4 LOVE COCOA(ラブ ココア)
- 5 H!P CHOCOLATE(ヒップチョコレート)
- 6 People Tree(ピープルツリー)
- 7 PipiltinCocoa(ピピルティンココア)
- 8 Robert(ロベール)
- 9 Chocolat Stella(ショコラステッラ)
- 10 LAND GARTEN(ランドガルテン)
- 11 GEPA(ゲパ)
- 12 Divine Chocolate(ディバイン チョコレート)
- 13 alter eco(アルテルエコ)
- 14 Guittard (ギタード)
- 15 Chocolates Solé(チョコレートソール)
- 16 Chocolate From Heaven(チョコレートフロムヘブン)
- 17 フェアトレードチョコレートで笑顔の輪を!
フェアトレードチョコレートとは
フェアトレードとは、英語で“Fair Trade”と書き、日本語では「公平貿易」と直訳されます。
フェアトレードという概念が生まれた背景には、以下のようなことがあります。
開発途上国にて児童を含めた現地の就労者の方たちが、劣悪な労働環境・条件、極端な低賃金、過酷な長時間労働などの「公平でない不当な待遇」で働き、先進国へ安い価格で作物や製品などが売買されることが、残念ながら少なくありません。
そのような先進国による「搾取」が、途上国と言われる地域の人々の貧困問題や健康被害問題の大きな要因である、という問題意識が少しずつ世界各地で上がるようになり、「フェアトレードによって生産者たちが心身を搾取されず持続的に生産できるようにしよう」という動きが出たのです。
つまりフェアトレードとは、「適切な環境」のもと、作物や製品などが「適正価格」で取引されることで、一時的な取引ではなく長く続く「継続的取引」を目指す貿易方法を指します。
なお、「適切な環境」には、農薬・薬品の使用削減と適正使用なども当てはまるため、地球環境にとっても、最終的に購入する方(消費者・生活者)にとっても影響が大きいと言えます。
【国際フェアトレード基準の原則】
■経済的基準
フェアトレード最低価格の保証
フェアトレード・プレミアムの支払い
長期的な取引の促進
必要に応じた前払いの保証など■社会的基準
安全な労働環境
民主的な運営
差別の禁止
児童労働・強制労働の禁止など■環境的基準
農薬・薬品の使用削減と適正使用
有機栽培の奨励
土壌・水源・生物多様性の保全
遺伝子組み換え品の禁止など出典:国際フェアトレードラベル機構公式ホームページより
先述したように、チョコレートの原料であるカカオ豆に関しても、残念ながら児童労働や劣悪な労働環境・就労条件で働いている方々は少なくありません。
また、そのような環境下では、効率的に大量生産をするために、農薬を多量に使用していることも否めません。
そのため、劣悪な労働環境・地球環境下での生産過程を経た製品ではなく、フェアな視点に立って生産者と私たち購入者が結びついている「フェアトレードチョコレート」を選んでいただきたく思います。
※上記「国際フェアトレード基準の原則」には、「有機栽培(=オーガニック)の奨励」もあるため、フェアトレードチョコレートはオーガニックチョコレートをお探しの場合でもほぼ当てはまります。
Dandelion Chocolate (ダンデライオン・チョコレート)
・設立された場所:アメリカ合衆国
・カカオ豆の主な産地:ドミニカ共和国、ホンジュラス、グアテマラ、ベトナムなど
・取得認証:-
「Bean to Bar(ビーントゥバー)とは、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うこと」(公式サイトより)を指しており、さらにダンデライオンでは、カカオ豆の買い付け段階から農園を訪れて、生産者たちの働く様子などを直接確認しています。
また、現地報告として毎年レポートを公式サイト上で公開し、カカオ農園やビジネスの取り組み方などに透明性をもたせています。また、製品によっては使用されているカカオ豆の産地訪問レポートも見ることができます。
定番のチョコレートバーは、世界各国の厳選されたカカオ豆を使用したこだわりの一枚。収穫年度によって異なる産地のカカオ豆を使うため、豆の特徴を活かした商品開発に試行錯誤が見られます。
それぞれに深みの異なるフレーバーが楽しめるチョコレートバーから、ギフトにもおすすめなガトーショコラやクッキー、グラノーラなど、多種多様なチョコレート製品に心躍るBean to Bar チョコレート専門店です!
【注目ポイント】
オーガニック認証カカオ豆や森林再生活動に携わる農園の上質なカカオ豆を使用。農園やビジネスに関する透明性を大切にしている。オーガニックのきび砂糖を使用。
COCO Chocolatier (ココ ショコラティエ)
・設立された場所:イギリス
・カカオ豆の主な産地:コロンビア
・取得認証:-
イギリス、スコットランドのエジンバラにある小さな工房から生まれたアーティスティッキなチョコレートブランド「COCO Chocolatier (ココ ショコラティエ)」。
世界最高級の南米カカオで作られたフェアトレードのチョコレートとして、またアーティストとのコラボレーションによる芸術的なデザイン性の高さによって、2004年のショップ誕生時から人気を集めています。
原産地での製造(最終工程はエジンバラ)により、現地の経済活動に貢献。またチョコレート自体は100%自然由来の原料を使用(=ベジタリアン、ヴィーガンフレンドリー)し、パームオイル不使用、グルテンフリーにこだわっています。
公式サイトでは児童労働や強制労働反対についての方針も掲げており、フェアトレードの姿勢を明確にしている点も高ポイントです。
※2018年には、世界最大規模の食のアワードGreat Taste受賞(対象製品「アールグレイティー 60% コロンビアンダークチョコレートバー」)。Great Taste賞とは、生産者の規模は小さくても、エシカルやビーガン対応など人と環境への優しさを持つ世界基準の食品ブランドを対象にした賞です。
【注目ポイント】
100%自然由来の原料を使用しているヴィーガンチョコレート。パームオイル不使用、グルテンフリー。
LOVE COCOA(ラブ ココア)
・設立された場所:イギリス
・カカオ豆の主な産地:コロンビア
・取得認証:-
イギリスの老舗チョコレートメーカーCadbury(キャドバリー)の創業者John Cadburyのひ孫James Cadburyが立ち上げたオーガニックチョコレートブランド。
2016年7月に英国でデビューし、すでにFORTNUM&MASONやTOP SHOPとコラボし大人気のチョコレートです。パッケージ賞を受賞するなど、オシャレで現代的なパッケージにも注目が集まり、ギフトに最適!
また現地生産者の生活・労働環境を守り、適正価格での取引をサポートするフェアトレード精神に基づいた活動を行っています。
気候変動を阻止するために、チョコレートバーが1枚売れるごとにカメルーンに木を1本植えるプロジェクトを実施しているのもサステナブルな注目ポイントです。
【注目ポイント】
高品質で香り豊かなカカオ豆を作るため、栽培から発酵、製造まで全てのプロセスが「オーガニック」で作られている。
H!P CHOCOLATE(ヒップチョコレート)
・設立された場所:イギリス
・カカオ豆の主な産地:コロンビア
・取得認証:-
イギリスの老舗チョコレートメーカーCadbury(キャドバリー)の創業者John Cadburyのひ孫James Cadburyが、「LOVE COCOA(ラブ ココア)」に続いて2021年に立ち上げたオーガニック&ヴィーガンチョコレートブランド。
ヴィーガン仕様のため動物性の材料は一切不使用。栄養豊富なオーツミルクを使用することで、味も栄養面も◎なヴィーガンチョコレートに仕上がっています!
アレルゲンフリー・大豆フリー・グルテンフリーなのも嬉しいポイント。
もちろん、「LOVE COCOA」同様フェアトレード・サステナブルな姿勢を貫き、スレイブフリー(強制労働がない)なコロンビア産シングルオリジンカカオを使用。プラスチックフリーパッケージを採用しています。
【注目ポイント】
加糖はなく、食物繊維・タンパク質・亜鉛・ビタミンD・マグネシウムなどが多く含まれているヴィーガンチョコレート。
People Tree(ピープルツリー)
・設立された場所:日本
・カカオ豆の主な産地:ボリビア、ペルー
・取得認証:WFTO製品認証、有機JAS認証、EUオーガニック(有機)
ピープルツリーのチョコは、ボリビアの生産者団体「エル・セイボ」が育てたカカオ豆を使用。エル・セイボは、生態系を守りながらカカオ豆を育てる「アグロフォレストリー」の活動を行っています。
そのほか、ペルーの生産者団体「カクブラ」や「ノランディーノ」、ドミニカ共和国の生産者団体のカカオ豆も使用しています。
そのほかの原材料もフェアトレードのモノが使われています。
ていねいにつくられた素材はふさわしい値段で買い取られ、スイスの工場にて伝統的な製法に則り、最大72時間かけてなめらかなチョコレートへと生まれ変わっているのです!
【注目ポイント】
乳化剤フリー、着色料フリー、保存料フリー ※天然香料使用
※ココアバター100%使用で非常に溶けやすいため「秋冬限定商品」となっています。販売時期など詳細はブランドにお問い合わせください。
PipiltinCocoa(ピピルティンココア)
・設立された場所:インドネシア
・カカオ豆の主な産地:インドネシア(パプア、バリ、アチェなど5地域)
・取得認証:-
インドネシア人姉弟ショコラティエが、インドネシア5地域のカカオ農家から仕入れたカカオから手間暇かけて作る、インドネシア産チョコレートブランド「PipiltinCocoa(ピピルティンココア)」。
仲介業者を通さずに直接カカオ農家と取引することでカカオ農家の収入・生活水準を守り、きちんと発酵された上質なカカオを訂正価格で仕入れている、フェアトレード商品です。
さらに、「パプア72%」は、地球上でもっとも生物多様性の豊かな地域の一つである西パプア産カカオを使ったチョコレート。
※地元政府はパプア州を「保護区」と定め、自然を守りながら地域にサステイナブルな発展をもたらすことを目指しています。
そのため、「パプア72%」を選ぶことは、ひいては現地に暮らす絶滅危惧種の動植物を保護し、豊かな森を守り雇用を創出することに繋がります!
4種類の味が楽しめるお試しセットもあるので、どの地域のカカオがお好みか、楽しく食べ比べしてみてくださいね。
【注目ポイント】
「パプア72%」「フローレス65%」「イーストジャワ65%」はヴィーガンフレンドリー。
Robert(ロベール)
・設立された場所:マダガスカル
・カカオ豆の主な産地:マダガスカル
・取得認証:-
1940年創業、「AOC(アカデミーオブチョコレート)」にて金賞受賞&世界一のカカオ豆の称号「ゴールデンビーン2017」獲得ブランド。
フェアトレードという概念が生まれる以前から、フェアトレードの考え方を軸にチョコレート事業を行っている老舗ブランドです。
上質なカカオ豆生産地マダガスカルで、カカオ豆栽培からチョコレート製造までを一貫して行っている(カカオバターまでも自社製造)のが特徴的。これはチョコレートの品質管理と現地雇用の両面にとって良い事づくしと言えます。
さらにはカカオ豆の品質に応じて生産者にプレミアムを支払う取組みを実施。カカオ豆が買い叩かれないようにし、生産者の生活が不安定にならない「フェアトレード」な仕組みを独自で作っています。
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
Chocolat Stella(ショコラステッラ)
・設立された場所:スイス
・カカオ豆の主な産地:中央アメリカ、南アメリカ、アフリカ、インド、インドネシア ※製品により産地が異なるため、ここでは地域名で表しています。
・取得認証:FLO製品認証、有機JAS認証、UTZ認証、EU-Bio認証、USDA認証、Demeter認証、BIOSUISSE認証など
1950年にChocolate Stella社とChocolate Bernrain社が合弁し、現在のStella Bernrain(ステッラ バーンレイン)社が誕生。世界50か国で販売されている人気のスイス発フェアトレードチョコレートです。
Stella Bernrain社(チョコレートのブランド名は「ショコラステッラ(Chocolat Stella)」)は、1991年に世界で初めてフェアトレードチョコレートを製造し、1994年にはオーガニックチョコレートの製造・販売を開始しました。
さらにはCo2排出22%をカット。工場内の水を循環させることにより、水の使用量を98%カットすることに成功するなど、全方位で環境問題・労働問題に取り組んでいます。
【注目ポイント】
ヴィーガン向け、砂糖なし製品などがあります。
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
LAND GARTEN(ランドガルテン)
・設立された場所:オーストリア
・カカオ豆の主な産地:-
・取得認証:FLO製品認証、EU-Bio認証
1989年にオーガニックスナックの製造を始めたランドガルテン。いまでは30か国以上に販売されています。
「地球は先祖から受け継いでいるのではない、子ども達から借りている」との理念のもと社会活動にも注力。
油を使わずきれいな温風だけで処理するロースターの独自開発や、再生可能エネルギーの使用、地域の社会プロジェクトのサポートなど、環境・エコ・サステイナブル活動に関するモデル会社となっています。
またチョコレートはベルギー産の最高水準。原材料は自社農場や専属契約農家にて栽培されています。
【注目ポイント】
GMO(遺伝子組み換え原料)フリー、グルテンフリー
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
GEPA(ゲパ)
・設立された場所:ドイツ
・カカオ豆の主な産地:アフリカ、南アメリカなど ※製品により産地が異なるため、ここでは地域名で表しています。
・取得認証:フェアトレードプラス(フェアトレードの最低基準を大幅に超えた活動)認証、(FLO製品認証、WFTO製品認証)、有機JAS認証、ナチュールランド認証
ゲパ社は創業以来40年以上に渡り、発展途上国の生産者をサポートする活動を続けている「フェアトレードのパイオニア的存在」。
世界フェアトレード機構(WFTO)や、独自基準「フェアトレードプラス」の確立など、フェアトレードの最低基準を大幅に超えた活動に取り組んでいます!
たとえば生産者のオーガニック転向のサポートや、フェアトレードの法定基準以上の額を前払いで支払うなど、世界中でフェアトレードを率いる活動を広げています。
さらには再生可能な植物由来のパッケージの使用や環境保護への取り組みも積極的に行っている、エシカルな企業でもあります。
【注目ポイント】
フェアトレード原料を高配合の40~100%使用
※一般的には20%以上あればフェアトレードと表記可能
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
Divine Chocolate(ディバイン チョコレート)
・設立された場所:イギリス
・カカオ豆の主な産地:ガーナ
・取得認証:FLO製品認証
株式の44%はガーナのカカオ農民が所有し、利益は地域発展に役立てられる仕組みを作っているディバイン社。
カカオ豆生産者たちが会社経営に携わり、地域住民たちが自身でよりより地域環境づくりを目指すことで、高品質のカカオ豆生産の継続にもつながっています。さらにはこのようなフェアトレード活動によって、学校の設立などが実現しているのです!
【注目ポイント】
100%フェアトレードかつカカオ農家が経営している世界で唯一のチョコレート会社。B Corp認証(公益のために事業展開する企業証明)を取得済。
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
■B Corp(B Corporation)について詳しくはこちら
『B Corp(B Corporation)とは?認証価値とビジネス、社会への影響について』
alter eco(アルテルエコ)
・設立された場所:フランス
・カカオ豆の主な産地:ペルー
・取得認証:FLO製品認証、USDA認証、ABマーク
世界規模のフェアトレードブランドのアルテルエコ。
ペルーの有機農業の小規模生産者とフェアトレード関係を持ち続けることで、現地住民の生活向上や原料の品質向上を実現してきました。
ペルー産の高品質な有機(オーガニック)カカオをスイスの伝統的製法によって、洗練されたチョコレートへと変えています。
【注目ポイント】
香料、乳化剤を一切使用していない
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
Guittard (ギタード)
・設立された場所:アメリカ
・カカオ豆の主な産地:ガーナ、ナイジェリアなど
・取得認証:USDA認証
1868年にフランス人のエティエンヌ・ギタード氏によって、アメリカのサンフランシスコで創業された老舗ブランド。
元々は菓子職人やショコラティエといったプロフェッショナル向けのチョコレートを製造・販売していましたが、現在ではプロフェッショナル向けと一般消費者向けの両方に人気が集まっています。
家族経営型の企業として、5代に渡りフェアトレードやサステナブルな考え方を元に、カカオ生産者の生活を守り安定した収入を確保することで、良質のカカオ豆を育てることを可能にしています。
また生産地における児童労働問題にも取り組み、国際カカオイニシアチブ(ICI、カカオ農園の児童労働撲滅を目指す機構)の一員として、子供たちの人権を守るサポート活動を行っています。
【注目ポイント】
フェアトレード&オーガニックなプロ仕様のチョコレート。GMO(遺伝子組み換え原料)シュガーフリー、 rBGH(牛の遺伝子組み換え型成長ホルモン)フリーのグラスフェッドミルク使用
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
Chocolates Solé(チョコレートソール)
・設立された場所:スペイン
・カカオ豆の主な産地:ドミニカ共和国
・取得認証:FLO製品認証、EUオーガニック(有機)、BIO認証
1946年に、スペインのバルセロナ郊外で創業した老舗チョコレートメーカー「Chocolate Sole(チョコレートソール)」社。
オーガニック&フェアトレードのドミニカ産トリニタリオ種カカオ豆のみを使用し、フルーティーさの中にリッチなカカオ感が楽しめる深みのある味わいが人気です。
パッケージは環境保護のため、アルミホイルではなくペーパーパッケージなのもエシカルな企業姿勢の現れ。ヴィーガン仕様で全製品白砂糖不使用のため、幅広い層がチョコレートを楽しめやすくなっています。
【注目ポイント】
全製品白砂糖不使用、「ダークチョコレート100%」「ダーク73%アガベ」は砂糖不使用、乳化剤不使用、カカオマス100%をはじめ高カカオポリフェノール含有、グルテンフリー
※「冬季限定商品」となっています。販売時期など詳細は各販売店にお問い合わせください。
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
Chocolate From Heaven(チョコレートフロムヘブン)
・設立された場所:ベルギー
・カカオ豆の主な産地:ドミニカ、ペルー
・取得認証:FLO製品認証、EU-Bio認証
ベルギーにて1995年創業のクリンゲル・ショコラーデ社が提供するチョコレート「Chocolate From Heaven(チョコレートフロムヘブン)」は、人間の健康や自然を尊重した、健康的で正直なチョコレート作りを徹底しているブランド。
フェアトレード認証を受けた、ペルーとドミニカ共和国のカカオ豆を使用し、食べる人も生産農家の方も幸せになれる、まさにヘブンリーなチョコレートです。
着色料、保存料は不使用。ココアバター100%でくちどけの良さも◎。
ほんわかとした愛らしいイラストのチョコレートは全7種類(本国では9種類)。カカオの比率の違いが楽しめたり、シーソルトやオレンジのアクセントが入っていたりと、食べ飽きることがありません!
【注目ポイント】
有機砂糖、有機ココアバター、有機全粉乳、有機バニラパウダーなど、原材料はオーガニックを使用
※日本国内では複数のショップにて販売されています。
フェアトレードチョコレートで笑顔の輪を!
何気なく口に運んでいるそのチョコレートは、だれがどこでどのようにして育てたカカオ豆を使っているのでしょうか?
世界中の子供たちを笑顔にさせるチョコレートを作るために、子供たちや生産者たちの笑顔が奪われていると少しでも想像してみたら――フェアトレードのチョコレートの輪がもっと広がればステキだと思いませんか。
品質にこだわって作られたフェアトレードのチョコレートは、一口食べればやみつきなってしまうほど! その理由は、チョコレートに秘められた優しさと強さの証かもしれませんね。
■フェアトレードについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『フェアトレードとは?エシカル消費に欠かせない「フェアトレード認証ラベル」をチェック!』
■コーヒー産業にまつわる問題について詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『フェアトレードとコーヒーの真実|コーヒー生産者の実情とフェアトレード認証コーヒーの重要性』
■児童労働、フェアトレードコーヒーについて詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『フェアトレードコーヒーブランド11選|児童労働とコーヒー豆にまつわる話とフェアトレードを選ぶ理由』
■オーガニック系チョコレートブランドなど素材にこだわりあるスイーツブランドは、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『ナチュラル・オーガニックお菓子スイーツブランド19選|ヴィーガンアイス・グルテンフリークッキー・有機チョコでギルトフリー生活!』
■オーガニック野菜・食材の宅配サービスについては、こちらの記事でご紹介しています。
⇒『有機野菜・オーガニック食材の宅配通販おすすめ8選!自宅でおいしく楽しめる国産お試しセット紹介』