毎日のお茶に使うティーバッグやお茶パック。手軽で便利な一方、ナイロンやPET、ポリプロピレンなどのプラスチック素材が使われている商品もあり、マイクロプラスチックとの関係が注目されています。
実際に、プラスチックを含むティーバッグから微細な粒子が検出された研究があります。また近年では、マイクロ・ナノプラスチックが人体から検出され、細胞・動物研究を中心に酸化ストレスや炎症、免疫機能への影響などの生物学的作用に関する知見も蓄積しています。
一方、日常生活での曝露が特定の疾患を直接引き起こすのか、どの程度の量から健康リスクとなるのかについては、まだ明確になっていません。
そこでこの記事では、ティーバッグとマイクロプラスチックに関する現在の研究報告をもとに、素材ごとの違いや選び方を解説します。プラスチック素材をできるだけ避けたい場合は、袋本体だけでなく糸や接着部まで確認し、「コットン100%」など素材が明確なお茶パックを選ぶことが有力な選択肢です。
目次
ティーバッグとマイクロプラスチックの問題とは
ティーバッグには、ナイロンやPET、ポリプロピレンなどのプラスチック素材が使われているものがあります。こうした素材を熱いお湯に浸した際に、微細なプラスチック粒子が放出される可能性があるとして、近年さまざまな研究が行われています。
ただし、検出される粒子の数は研究方法によって大きく異なります。特定の数字だけを見て判断するのではなく、どのような条件で調査されたのかも含めて確認することが大切です。
プラスチック製ティーバッグから粒子が検出された研究がある
Photo on Unsplash
2019年に学術誌「Environmental Science & Technology」で発表された研究では、ナイロンやPET製のティーバッグを95℃のお湯に浸して調査したところ、1袋から約116億個のマイクロプラスチックと約31億個のナノプラスチックが放出されたと報告されました。
この研究をきっかけに、ティーバッグに使われるプラスチック素材とマイクロプラスチックの関係が広く注目されるようになりました。
一方、この数値については、その後の研究で分析方法に関する指摘も出ています。そのため、「プラスチック製ティーバッグから粒子が放出される可能性が示されている」という点と、「具体的にどの程度の量なのか」という点は分けて考える必要があります。
※参照:
・食品安全委員会「ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ティーバッグとマイクロプラスチック粒子に関する研究の評価を公表」
「1袋から約116億個」はそのまま受け取らないことも大切
2019年の研究で報告された「1袋から約116億個」という数値については、その後、分析方法をめぐる指摘も出ています。
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、この研究を検証した結果、直径1μm以上のマイクロプラスチックの数は、実際より2〜3桁多く見積もられている可能性があるとしています。別の分析方法では、1袋あたり5,800〜20,400個の直径1μm以上のマイクロプラスチックが確認されました。
また、2019年の研究で粒子として数えられたものの多くは、マイクロプラスチックではなく、プラスチック製造時に生じる「オリゴマー」であった可能性も指摘されています。
BfRの調査では、確認されたマイクロプラスチック粒子についても、熱湯によってティーバッグ自体から新たに生じたのではなく、もともと表面に付着していた粒子の一部が洗い流された可能性が示されています。
このように、プラスチックを含むティーバッグと微細な粒子との関係は研究されていますが、検出される数や由来については分析方法によって見解が異なります。「1袋から約116億個」という数字だけで判断せず、その後の検証も含めて捉えることが大切です。
※参照:
・食品安全委員会「ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ティーバッグとマイクロプラスチック粒子に関する研究の評価を公表」
・ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)「BfR assesses study on tea bags and microplastic particles」(2025年)
マイクロ・ナノプラスチックの体内移行や生物学的作用も研究されている
Photo on Unsplash
近年、マイクロプラスチックや、さらに小さなナノプラスチックが人の血液やさまざまな組織から検出されることが報告され、人体への影響について研究が進んでいます。
2025年に「Nature Medicine」で発表されたレビューでは、実験モデルにおいてマイクロ・ナノプラスチックが肺や腸の細胞バリアを越え、全身循環を通じて生殖器官、胎盤、脳などの組織へ到達し得ることが示されています。
また、人を対象とした初期の研究でも、免疫機能、生殖系、心血管系への影響との関連を示す報告が出ています。
さらに、2026年の「Nature Reviews Cardiology」では、細胞・動物研究から、マイクロ・ナノプラスチックによる酸化ストレス、炎症、ミトコンドリア機能障害などが、健康影響につながる可能性のある生物学的な経路として整理されています。
ただし、こうした生物学的作用が報告されていることと、日常生活での曝露が特定の病気を直接引き起こすことは分けて考える必要があります。
人を対象とした研究では、曝露量の把握や研究対象者数などに課題があり、疾患との因果関係や、どの程度の曝露量から健康リスクとなるのかは現時点では確立されていません。
そのため、「健康への影響はまったく分かっていない」とするのではなく、体内での存在や生物学的な作用については知見が蓄積している一方、実際の健康リスクを定量的に評価するには、さらなる研究が必要な段階と捉えるのが適切です。
ティーバッグにはどんな素材が使われている?
Photo on Unsplash
ティーバッグには、ナイロンやPET、ポリプロピレンなどのプラスチック素材のほか、紙やセルロース、植物由来素材、コットンなど、さまざまな素材が使われています。
見た目が紙のようでも、一部にプラスチック素材が含まれている場合があるため、「紙っぽい」「植物由来」といった印象だけでは判断できません。マイクロプラスチックが気になる場合は、商品パッケージやメーカーの公式サイトで素材を確認してみましょう。
ナイロン・PET・ポリプロピレン
ティーバッグに使われる代表的なプラスチック系素材には、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン(PP)などがあります。
ナイロンやPETは、網目状のティーバッグや立体的なピラミッド型のバッグなどに使われることがあります。また、ポリプロピレンはティーバッグ自体の素材としてだけでなく、不織布を熱で接着するために使用される場合もあります。
2024年に発表された市販ティーバッグを対象とした研究でも、調査したバッグからナイロン6、ポリプロピレン、セルロースが確認され、抽出液から微細な粒子が検出されました。研究によって対象商品や抽出条件、分析方法は異なるため、素材だけで放出量を一律に判断することはできませんが、プラスチックを避けたい場合は素材表示を確認することがひとつの目安になります。
※参照:
・Newsweek日本版「ティーバッグから有害物質が放出されている…研究者が警告【最新研究】」
紙・セルロース系のティーバッグ
紙タイプのティーバッグには、木材由来のパルプなどを原料としたフィルターがあります。白い「晒し」タイプのほか、漂白していない「未晒し」タイプなどもあり、見た目や加工方法は商品によってさまざまです。
ただし、「紙製」と書かれているだけで、必ずしもプラスチック素材を含まないとは限りません。 ティーバッグには熱で袋を閉じる「ヒートシール」という加工方法があり、紙やセルロースを主体としながら、熱で接着するための合成繊維を組み合わせたフィルターも開発されています。
そのため、マイクロプラスチックをできるだけ避けたい場合は、「紙」「セルロース」という表記だけで判断せず、フィルター全体の素材や接着方法まで確認することがポイントです。「プラスチック不使用」「熱可塑性樹脂不使用」など、メーカーが具体的な素材情報を公開している商品を選ぶと分かりやすいでしょう。
PLAなど植物由来素材のティーバッグ
Photo on Unsplash
ティーバッグには、トウモロコシなど植物由来の原料から作られるPLA(ポリ乳酸)が使われているものもあります。
PLAは石油由来ではなく、再生可能な植物資源などを原料にできる点が特徴ですが、植物由来であっても「プラスチックの一種」であることには変わりありません。 日本バイオプラスチック協会でも、PLAを使用したティーバッグが「生分解性プラ」の認証製品として登録されています。
また、「生分解性」と表示されていても、どのような環境でもすぐに分解されるという意味ではありません。生分解性プラスチックは、微生物の働きによって最終的に水や二酸化炭素などへ分解される性質を持ちますが、適切な処理条件や環境が必要です。
そのため、マイクロプラスチックをできるだけ避けたい場合は、「植物由来」「バイオマス」「生分解性」といった言葉だけで判断せず、素材がPLAなのか、プラスチック不使用なのかまで確認することが大切です。
※参照:
・一般社団法人日本バイオプラスチック協会「生分解性プラスチック入門」
コットン製のティーバッグ
ティーバッグやお茶パックの中には、コットンを素材にしたものもあります。綿100%と明記された商品であれば、ナイロンやPET、ポリプロピレンといったプラスチック系素材を避けたい場合の選択肢になります。
使い捨てタイプでは、コットン100%の不織布を使用した日本製のお茶パックも販売されています。たとえば、後ほどご紹介するほうふ茶園の「お茶パック 綿花 コットン100%不織布」は、無漂白のコットン100%素材を使用し、食品用分析試験にも合格している商品です。
また、コットン製には洗って繰り返し使える巾着タイプもあります。使い捨てのティーバッグを減らせるため、プラスチック素材を避けるだけでなく、ごみを減らしたい方にも取り入れやすい方法です。
ただし、「コットン製」と書かれていても、糸や留め具など別の部分に異なる素材が使われている可能性があります。マイクロプラスチックをできるだけ避けたい場合は、袋本体だけでなく、糸や接着部分を含めて素材表示を確認するとよいでしょう。
マイクロプラスチックを減らしたいときのティーバッグ・お茶パックの選び方

Photo on Unsplash
ティーバッグやお茶パックから取り込む可能性のあるマイクロプラスチックをできるだけ減らしたい場合は、まず素材を確認することが基本です。あわせて、接着方法や使い捨てか繰り返し使えるかといった点も見ておくと、自分に合った商品を選びやすくなります。
まずティーバッグの素材表示を確認する
最初に確認したいのは、ティーバッグやお茶パック本体に何が使われているかです。
ナイロン、PET、ポリプロピレンなどはプラスチック系の素材にあたります。一方、コットンや紙、セルロース、PLAなども使われていますが、素材名だけではプラスチックを含むか判断しにくいケースがあります。
特に注意したいのが、「植物由来」「紙製」「生分解性」といった表示です。これらは必ずしも「プラスチック不使用」を意味するものではありません。
マイクロプラスチックが気になる場合は、パッケージや公式サイトで素材の詳細を確認し、「コットン100%」「プラスチック不使用」など、具体的な情報が明記されている商品を選ぶと分かりやすいでしょう。
「コットン100%」など素材が明確な商品を選ぶ
Photo on Unsplash
プラスチック素材をできるだけ避けたい場合は、「コットン100%」など、素材が具体的に明記されている商品を選ぶと判断しやすくなります。
特に、ティーバッグ本体だけでなく、糸や留め具、接着部分まで含めて素材情報が公開されている商品であれば、より確認しやすいでしょう。
一方、「天然素材」「植物由来」といった表現だけでは、プラスチック素材を含んでいるか分からない場合があります。イメージだけで選ばず、商品パッケージや公式サイトの原材料・素材表示まで確認することがポイントです。
また、無漂白のコットンやオーガニックコットンを使用した商品などもあります。素材に加えて、生産方法や加工方法まで重視したい方は、こうした情報にも目を向けてみましょう。
熱圧着や接着部分の素材にも注目する
ティーバッグは、袋本体だけでなく、口を閉じるための接着方法にも注目してみましょう。
紙やセルロースを主原料としていても、熱で袋を閉じる「ヒートシール」のために、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂が使われている場合があります。そのため、「紙製だからプラスチック不使用」とは限りません。
プラスチック素材をできるだけ避けたい場合は、袋本体の素材に加えて、接着部分や糸、タグなどの素材も確認することが大切です。メーカーが「ヒートシール不使用」「プラスチック不使用」など、具体的な仕様を公開している商品は選ぶ際の参考になります。
素材情報が十分に記載されていない場合は、公式サイトの商品説明やFAQまで確認すると、より判断しやすくなります。
繰り返し使えるコットンバッグや茶こしを取り入れる
Photo on Unsplash
使い捨てのティーバッグを避けたい場合は、洗って繰り返し使えるコットン製のティーバッグや、ステンレス製の茶こしを取り入れる方法もあります。
巾着タイプのコットンバッグは、茶葉を入れて抽出したあとに洗って再利用できるため、プラスチック素材を避けやすいだけでなく、使い捨てごみを減らせるのもメリットです。
また、急須やティーポットに茶こしを使えば、ティーバッグそのものを使わずにお茶を楽しめます。日常的にお茶を飲む方であれば、繰り返し使える道具を選ぶことで、包装や資材の消費を抑えることにもつながります。
ただし、再利用タイプは使用後にしっかり洗い、十分に乾燥させることが大切です。衛生面にも配慮しながら、自分の生活スタイルに合う方法を選びましょう。
「生分解性」「コンポスタブル」の意味も確認する
ティーバッグには、「生分解性」や「コンポスタブル」と表示された商品もあります。環境に配慮した素材を選ぶ際の参考になりますが、これらの言葉は「どこに捨てても自然に分解される」という意味ではありません。
環境省によると、生分解性プラスチックは、一定の条件のもとで微生物の働きによって最終的に水や二酸化炭素などへ分解される素材です。また、分解される環境によって、工業コンポスト、家庭用コンポスト、土壌、海洋などに区分されます。
そのため、「コンポスタブル」と記載されている場合も、家庭のコンポストで処理できるのか、専用の施設が必要なのかまで確認することが大切です。生分解性であっても、適した環境でなければ想定どおりに分解されない可能性があります。
また、生分解性やコンポスタブルは「プラスチック不使用」と同じ意味ではありません。マイクロプラスチックをできるだけ避けることを重視する場合は、環境配慮に関する表示だけでなく、ティーバッグそのものに使われている素材まで確認して選びましょう。
※参照:
・環境省「バイオプラスチック導入ロードマップ」
プラスチック素材を避けたい方におすすめのお茶パック・ティーバッグ
ここからは、コットンを使ったお茶パックや、繰り返し使えるタイプ、茶葉入りのティーバッグなどを紹介します。素材や仕様は商品によって異なるため、用途に合わせて選んでみてください。
ほうふ茶園
・商品名:お茶パック 綿花 コットン100%不織布
・タイプ:使い捨てのお茶パック
・素材:コットン100%不織布
・エシカル/オーガニックなポイント:コットン100%、無漂白、日本製、食品用分析試験合格
「お茶パック 綿花 コットン100%不織布」は、緑茶や紅茶、ハーブティーなど、好みの茶葉を入れて使える使い捨てタイプ。急須や茶こしへ完全に切り替えるのは難しいものの、普段使っている茶葉はそのままに、パックの素材を見直したい場合にも取り入れやすい商品です。
なお、こちらの商品ページでは日本製であることに加え、食品用の分析試験に合格していることも明記されています。
MiraWings(ミラウィングス)
・商品名:オーガニックコットン お茶パック
・タイプ:洗って繰り返し使える巾着タイプ
・素材:オーガニックコットン100%
・エシカル/オーガニックなポイント:袋・糸ともにオーガニックコットン100%、国内製造、繰り返し使用可能、使い捨てごみの削減
袋だけでなく糸にもオーガニックコットンを使用しており、オーガニックコットン100%。日本オーガニックコットン協会認証の素材を使用し、国内で製造されている点も特徴です。
茶葉を入れて巾着のように口を閉じて使用し、使用後は洗って繰り返し使えます。ホットのお茶だけでなく水出しにも対応しているため、季節を問わず取り入れやすいでしょう。
プラスチック素材を避けるだけでなく、使い捨てのティーバッグから出るごみそのものを減らしたい方にも向いています。
MARIAGE FRÈRES(マリアージュ フレール)
・商品名:マルコ ポーロ モスリンコットン ティーバッグ
・タイプ:茶葉入りティーバッグ
・素材:モスリンコットン
・エシカル/オーガニックなポイント:茶葉をコットン素材のティーバッグで包んだ商品、茶葉を詰める手間なく使用可能
フランスのティーブランド「MARIAGE FRÈRES(マリアージュ フレール)」では、茶葉をモスリンコットンで包んだティーバッグ商品を展開しています。
「マルコ ポーロ モスリンコットン ティーバッグ」は、ブランドを代表するフレーバードティー「マルコ ポーロ」を、モスリンコットンのティーバッグで手軽に楽しめる商品です。
自分で茶葉をお茶パックへ詰める必要がないため、一般的なティーバッグと同じような手軽さを保ちながら、ナイロン製メッシュなどとは異なる素材を選びたい方にも候補となります。
※公開されている情報から商品を構成するすべての部材についてプラスチック不使用であることまでは確認できないため、「マイクロプラスチックフリー」ではなく、モスリンコットンを使用したティーバッグとしてのご紹介です。
Pukka(パッカ)
・商品名:Pukka オーガニックハーブティーシリーズ
・タイプ:茶葉入りティーバッグ
・素材・仕様:オーガニックコットン糸を使用したティーバッグ
・エシカル/オーガニックなポイント:プラスチックによるヒートシール不使用、オーガニックコットン糸による縫製、ホチキス不使用、ホームコンポスト対応
Pukkaのティーバッグは、一般的なヒートシールのようにプラスチックを熱で溶かして接着する方式ではありません。独自の折り方とオーガニックコットン糸によって袋を縫い閉じており、金属製のホチキスも使用していない点に注目です。
さらにティーバッグはホームコンポスト認証を取得しており、適切な環境で堆肥化できる仕様。茶葉を用意する必要がなく、カップに入れてお湯を注ぐだけなので、手軽さを保ちながらティーバッグの素材や廃棄後のことにも目を向けたい方に選びやすいブランドです。
ティーバッグとマイクロプラスチックについてよくある質問(FAQ)
Photo on Unsplash
ティーバッグの素材やマイクロプラスチックについて、気になりやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
紙のティーバッグならプラスチックは入っていませんか?
紙製に見えるティーバッグでも、必ずしもプラスチック不使用とは限りません。
紙やセルロースを主原料としていても、袋を熱で閉じるためにポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂が使われる場合があります。気になる場合は、「紙製」という表示だけでなく、フィルター全体の素材や接着方法まで確認しましょう。
ナイロン製ティーバッグは避けたほうがいいですか?
ナイロンなどのプラスチック製ティーバッグから微細な粒子が検出された研究があります。また、マイクロ・ナノプラスチックは人体からも検出されており、細胞・動物研究では酸化ストレスや炎症、免疫機能への影響などの生物学的作用も報告されています。
一方、通常のティーバッグ使用による曝露が特定の疾患を引き起こすことや、どの程度の摂取量から健康リスクとなるのかは、現時点では明確になっていません。
気になる場合は、コットン製のお茶パックや茶こしなど、プラスチック素材を使わない方法を選ぶのもひとつの選択肢です。
植物由来のPLAならマイクロプラスチックの心配はありませんか?
PLA(ポリ乳酸)は植物由来の原料から作ることができますが、プラスチックの一種です。
「植物由来」「生分解性」と表示されていても、「プラスチック不使用」と同じ意味ではありません。マイクロプラスチックをできるだけ避けたい場合は、PLAを含むかどうかまで素材表示を確認するとよいでしょう。
コットン製ならマイクロプラスチックフリーですか?
コットン100%の袋であれば、ナイロンやPETなどのプラスチック系フィルターを避ける選択肢になります。
ただし、商品によっては糸や留め具、接着部分などに別の素材が使われている可能性があります。「コットン製」という表記だけでマイクロプラスチックフリーと判断せず、商品全体の素材を確認することが大切です。
ティーバッグを使わずにお茶を淹れる方法はありますか?
急須やティーポット、ステンレス製の茶こしなどを使えば、ティーバッグを使わずに茶葉からお茶を淹れられます。
ほかにも、洗って繰り返し使えるコットン製のお茶パックがあります。使い捨て資材を減らしたい場合は、こうした方法を日常に取り入れるのもひとつの選択肢です。
毎日使うティーバッグだからこそ、素材にも目を向けてみよう!
ティーバッグやお茶パックには、ナイロンやPET、ポリプロピレンなどのプラスチック系素材が使われているものがあります。
研究では、マイクロ・ナノプラスチックが人体から検出されているほか、細胞・動物研究を中心に酸化ストレスや炎症、免疫機能への影響などの生物学的作用も報告されています。一方、日常的な曝露と特定の疾患との因果関係や、健康リスクとなる曝露量については、まだ明確になっていません。
だからこそ、不安だけで判断するのではなく、まずはティーバッグに使われている素材を確認することが大切です。コットン100%の商品や、洗って繰り返し使えるお茶パック、茶こしなど、プラスチック素材をできるだけ避けたい方が選べる方法も増えています。
毎日のように使うものだからこそ、茶葉だけでなく、それを包む素材や使い終わった後のことにも目を向けながら、自分の考え方や暮らしに合った選択を取り入れてみてください。



Amazonより
MiraWings公式HPより
MARIAGE FRÈRES公式HPより
Pukka Amazon公式より











