キッチン、お手洗い、お風呂、床などなど…
皆さん、毎日使う場所ってどうやって掃除していますか?
特に汚れやすいキッチンやお風呂は、モコモコの泡や強力な洗剤でしっかり落とす!
それが当たり前になっている方も多いのではないでしょうか?
しかも汚れがすっきりと落ちると、とても気持ちいいですよね。でも、掃除した後の排水はどこにいくのでしょう。強力な洗剤を使っても、他の生き物や地球に影響はないのかな?と気になったことはありませんか?
今回は、目に見える「汚れ落ち」だけでなく、目に見えない「環境への配慮」を含めた「掃除の仕方」について考えてみます。
■エシカル掃除のアイデア
エシカルという概念に出会う前は、モコモコの泡で汚れを落とし、ピカピカになるのが当たり前!
と思っていましたが、今はそうではありません。
「汚れは落としたい」「でも、できれば環境にやさしい方法がいい」
そんな皆さんに、今日からできる掃除の「ちりつもエシカル」をご紹介します!
要らなくなったものを使う
・着られなくなった子ども服、破れたタオルなどを小さくカットしてウエスにし、油汚れや床、壁などを拭く。
・使い終わった歯ブラシで、シンクやお風呂の水垢をこする。
できるだけ自然なものを使う
・【重曹】で電子レンジの汚れをオフ!
電子レンジを使った後、マグカップに水200mlに重曹大さじ1〜2杯を入れてかき混ぜ、電子レンジで5分加熱する。
扉を閉じたまま、15分ほど放置し、その後レンジ内を布などで拭く。
※用法容量など詳しくはブランド公式サイトにてご確認ください
・【クエン酸】でお手洗いの汚れをオフ!
水200mlにクエン酸小さじ1杯を加えて、クエン酸スプレーをつくる。お手洗いの便器、便座や床、壁などに吹きかけてこする。
他にも水垢が付きやすい、シンクやお風呂にも。
※塩素系の洗剤と一緒に使わないようにしてください。
汚れを溜めない
・ホコリが発生することがあるので、洗濯物を室内に干しっぱなしにしない。
・換気扇にホコリをキャッチできる不織布フィルターなどを取り付ける。
・キッチンのシンクをいらなくなった歯ブラシなどでこする。
・室内用ほうきでこまめに掃く。
(ほうきは電気を使わないのでエシカルアイテム♪)
汚れの種類に合わせて、洗剤は最小限に
・汚れが酸性かアルカリ性かを判断して、洗剤を選ぶ。
性質に合っていない洗剤だと汚れが落ちにくくなるため、使用量が増える可能性が。
・先に大まかな汚れを拭きとるなどし、仕上げに洗剤を使う。
アルカリ性(排水溝、油汚れ、洗濯槽、カビ)の場合は過炭酸ナトリウム、石けん、重曹。
酸性(水垢、お手洗いの汚れ)の場合はクエン酸がおすすめ。
今までの掃除の仕方をガラッと変えるのではなく、まずは、家に掃除に使えるものがあるか探してみるなど、できることから始めてみましょう。
要らないものを活用できて、おうちまできれいになれば一石二鳥ですよね♪
■「排水」もできるだけ、きれいに
もう一つ忘れてはいけないのが、掃除の後の排水です。
環境省のホームページによると、私たちは毎日の生活の中で1日あたり250ℓもの水を使っています。
この数字を多いと感じましたか?それとも少ないと感じましたか?
洗濯、掃除、皿洗いなどの「排水」は処理された後に川や海に流れていくのですが、この処理にエネルギーを使うため環境への負荷がかかっています。私たちは「限られた水を繰り返し使っている」ので、できるだけ「きれいな状態の排水を流す=あまり汚さない」ことが大切になってくるのです。
「では、どこから見直せばいいのか?」
と考えたときに、「掃除の仕方」を見直すことも方法の一つです。
心がけとして重要なのが、「汚れる前に掃除をする」こと。すでに発生した汚れを落とすのが洗剤や時間を使うことに繋がるので、逆転の発想です!汚れる前にこまめに掃除をする習慣をつけることを、掃除のちりつもエシカルの第一歩として提案させていただきます。
先ほどご紹介した方法で、すぐに取り組めるものがあれば嬉しいです。
皆さんの「ちりつもエシカル」になりますように。
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