はじめまして!
ecotasスタッフのゆきと申します。小学生の頃に京都議定書採択のニュースを見て以来「地球のためにできること」を考えて実践してきた、筋金入りの環境オタクです(笑)。よろしくお願いいたします♪
さて、ecotasのコラムでは、スタッフのアイディアや体験、知識を織り交ぜながらInstagramの投稿をもう少し掘り下げて「塵も積もれば山となる」の心で、一人ひとりが取り組みやすい小さなエシカルアクションをご紹介します!略して「ちりつもエシカル」。楽しみながら、エシカルの輪を広げていきましょう。ecotasが読者の皆さんにとって身近な存在になれたら嬉しいです。
記念すべき第1回目のテーマは「紙から始まる次の物語 ~雑がみって知ってる?~」です。
雑がみって?
空き缶や空き瓶、ペットボトルなどリサイクルできるものはたくさん。自治体によって曜日ごとの回収日が決まっていて、その日に出すだけでいいという身近なエシカルアクションですよね。今回はそのなかのひとつである、「古紙」に注目してみましょう。
古紙再生促進センターのホームページによると、古紙とは「一度使われた紙」を指し、リサイクルすることで資源の有効活用につながるものです。古紙には、新聞や雑誌、段ボール、飲料用紙パック(牛乳の紙パックなど)があり、「雑がみ(雑紙)」は、そのうちのひとつです。(「ミックス古紙」や「その他紙」などの区分で回収している地域もあります)
雑がみには、以下のようなものがあります。
・チラシ
・包装紙
・ティッシュペーパーの紙箱
・トイレットペーパーの芯
・紙袋
・封筒、ハガキ
・ノート
など
もしも「分別の仕方がわからない!」「これはどっち?」など迷ったら、こちらの 古紙分別チェッカーから調べてみてください。
出典:公益財団法人 古紙再生促進センター
雑がみに出せないもの
雑がみは異物が混ざることも少なくないため、リサイクルされる製品は綺麗な外観を要求されるパッケージなどよりも、段ボールが多いそうです。また、動画にもありますが、ティッシュペーパーの箱の取り出し口についているビニール袋は取り外すなど、古紙回収に出すにあたっていくつか注意点があります。
・油が付着して汚れたもの
例えば、宅配ピザの箱、使用済みのペーパータオルなどが該当します。油が付着すると、その部分にはインクが付かないため印刷不良の発生につながります。
・臭いの付着したもの
化粧品や香水の香りが染みついた紙、洗剤や柔軟剤、魚などを入れた段ボールは臭いがつくことがあります。リサイクルした段ボールにも臭いが残る恐れがあるためこういったものは再利用できません。
・ロウ引きの段ボール
段ボールの中にロウ(ワックス)を引いたもので輸入されてきた果物や海産物に使用されている場合があります。こちらもロウが付いている部分にはインクが付かず近年、この「ロウ引き段ボール」の分別違いが増えているので特に注意が必要です。
・紙以外の異物
古紙に紙以外のガラスや金属、木片、布などが混ざっていないか確認してください。また、雑誌の付録のCDなどが付いたまま回収に出されているケースもあるので、忘れずに見てみてください。
他には、シール、圧着ハガキ、金・銀の折り紙、紙コップ、カップ麺のフタ、クッキングシートなども「雑がみ」には含まれません。どれもついつい気が付かずに出してしまいそうなものが多いですよね。気持ちよくリサイクルするためにも、分別の際にはぜひこの内容を思い出してくださいね。
あなた次第で「ゴミ」が「資源」に!
捨てれば「ゴミ」ですが、リサイクルすれば「資源」として再び有効活用されるのが古紙。毎日のように出てくる紙ゴミだけに、「資源」に回せれば大きなエシカルアクションにつながります。まずは、自治体の資源ゴミの曜日を調べて分別するところからスタートです!
・古紙を入れておくボックスをつくる
・新聞、雑誌が入る専用の袋をつくる
・専用の袋が無ければ、束ねて紐で縛る
などなど
ゴミは毎日出るものだからこそ、「ちりつもエシカル」の最初の一歩におすすめです。
小さなことからコツコツと。ぜひ一度やってみてくださいね♪
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