廃棄されるはずだった結婚式のテーブルクロスが、新たな価値へ ──サステナブルブランド「eterble」

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Ethical Leaf 編集部

結婚式やパーティーの空間を美しく彩るテーブルクロス。その多くが、役目を終えたあと廃棄されている現実があることをご存じでしょうか。華やかな場の裏側で生まれるこうした課題に向き合い、廃棄予定だったテーブルクロスから新たな価値を生み出しているのが、サステナブル・テーブルウェアブランド「eterble(エターブル)」です。

年20トンの廃棄をゼロに。レンタル事業から生まれたアップサイクル

eterbleを手がける株式会社ワールドサービスは、ホテルや結婚式場向けにテーブルクロスのレンタルサービスを展開している企業です。

祝いの席で使われるテーブルクロスは、わずかなほつれや劣化があるだけでも再利用できません。その結果、同社ではかつて年間約20トンものクロスを焼却処分していました。

「エコなはずのレンタル事業で、大量廃棄が生まれているのはおかしい」

そんな問題意識から始まったのが、廃棄予定のテーブルクロスを再生するアップサイクルの取り組みです。

使用済みのポリエステル製クロスを一度糸に戻し、染色を行わずに再び織り上げることで、生地本来の色を活かした製品づくりを実現しました。この循環型の生産によって、テーブルクロスの廃棄ゼロを達成しています。

廃棄ゼロのアップサイクル事業 Photo on eterble

環境への配慮と、美しさ・使いやすさを両立

eterbleの魅力は、サステナブルであることだけではありません。環境への負荷を減らすための工夫を重ねながらも、日常の食卓で心地よく使える品質や、空間になじむ美しさを大切にしている点も、特徴のひとつです。

こうした考え方は、素材選びから製造工程、デザインに至るまで、一貫して反映されています。具体的には、以下のような点がeterbleのものづくりの特徴として挙げられます。

廃棄予定のレンタル用テーブルクロスを原材料に使用
染色工程を省くことで、水の使用量や水質汚染を削減
国内生産の循環サイクルにより、CO2排出量を約57.8%削減
アップサイクル製品と気づかれずに選ばれるデザイン性

廃棄ゼロのアップサイクル事業 Photo on eterble

食卓から文化、企業へ。広がり続けるeterbleの可能性

eterbleは2022年の販売開始以降、家庭用テーブルウェアとしてだけでなく、茶道や盆栽など日本の伝統文化とのコラボレーションにも積極的に取り組んできました。さらに、再生ポリエステル生地「eterble fabric」を活用した企業向けOEMやノベルティ制作もスタートしています。

今後は、他社で廃棄予定のシーツやタオル、カーテンなどをアップサイクルする取り組みも進めていく予定だそうです。

「テーブルを囲む幸せな時間が、地球の未来を傷つけてはならない」

eterbleはそんな想いを軸に、テーブルリネンを通じたサステナブルな暮らしを提案し続けています。
テーブルリネンを通じたサステナブルな暮らしを提案 Photo on eterble

サステナブルな選択は、決して特別なものではなく、日々の心地よさへとつながっていきます。テーブルから始まる新しい循環を、eterbleのものづくりを通して、実際に見て、触れて、感じてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

Ethical Leaf 編集部

エシカルな生活を楽しむライフスタイル・マガジン『Ethical Leaf』(エシカルリーフ)編集部。 「日常のなかでふと気づく誰かのこと、環境のこと、世界のこと、地球のこと」をベースに、生活のなかに取り入れやすい(&心に留めておいてほしい)エシカル(倫理的な)情報を集めて発信中!

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