クリスマスの贈り物に“思いやり”を添えて──パーム油フリーのエシカルチョコという選択

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チョコレート
Ethical Leaf 編集部

きらめくイルミネーションに心が躍る季節。大切な人へ贈るクリスマスギフトを選ぶ時間は、毎年楽しみのひとつですね。今年はその楽しみに、“環境へのやさしさ”をそっと添えてみませんか。

世界的に需要が増え続けるパーム油の生産は、森林破壊や生態系への影響など、多くの課題を抱えています。だからこそ、パーム油を使わずにつくられたエシカルチョコレートを選ぶことが、地球にとっての小さな贈り物になるかもしれません。

なぜ今、パーム油に目を向けるのか

パーム油は食品、化粧品、家庭用品などあらゆる製品に使われている植物油です。その便利さゆえに需要が急増し、結果として大規模な環境負荷が生じています。

パームツリーPhoto on pixabay 

たとえば、

熱帯雨林の大規模破壊
オランウータンなどの絶滅危惧種の生息地喪失
土地利用変化による温室効果ガスの増加

問題の背景にあるのは、「大量生産と大量消費の仕組み」です。だからこそ私たちが日々の選択に意識を向けることは、決して小さくありません。

パーム油フリーのチョコレートが環境にやさしい理由

パーム油を使わないチョコレートブランドは、代わりにカカオバターを使用したり、原材料の調達過程に透明性を持たせたりと、環境への配慮を積極的に実践しています。

パーム油フリーチョコの魅力
森林破壊に間接的に加担しない選択になる
原材料や製造プロセスが明確なブランドが多い
フェアトレードやオーガニックなど、倫理的配慮が揃いやすい

クリスマスギフトとして贈ると、それは単なる“おいしいお菓子”ではなく、「環境への思いやりを分かち合うギフト」にもなるのです。

チョコレートのギフトPhoto on pixabay 

クリスマスギフトとしての上手な選び方

エシカルなチョコレートを選ぶときは、まずラベルに目を向けてみましょう。

たとえば、パーム油を使っていない商品には「Palm Oil Free」と記されていることが多く、ひとつの判断材料になります。

また、カカオの産地や農園を明確にしているブランドは、栽培環境や労働条件への意識が高い傾向にあり、安心して選びやすい点も特徴です。

さらに、パッケージに付けられた認証マークも大切な手がかりになります。農薬や化学肥料の使用を抑えて栽培されたことを示すオーガニック認証、生産者の収入や労働環境を守るフェアトレード認証、そして森林保護や生態系への配慮、地域の生活改善などを総合的に評価するレインフォレスト・アライアンスの認証などが代表的です。

こうしたラベルをひとつ参考にするだけで、選択の基準がぐっとわかりやすくなり、ギフト選びの時間がより豊かなものになるのではないでしょうか。

今回はクリスマスを中心に紹介しましたが、エシカルなチョコ選びの視点は、バレンタインのギフトにも役立ちます。

チョコレートPhoto on pixabay 

小さな選択が、未来を変える力になる

パーム油フリーのチョコレートを選ぶことは、特別な準備がいらない身近なアクションです。それでも、こうした選択が積み重なれば、企業の姿勢や市場の流れを変えるきっかけになっていきます。

このクリスマス、あなたはどんな思いでギフトを選びますか。
小さな気づきをひとつ添えて、パーム油フリーのチョコレートを選んでみるのも、素敵な選択かもしれません。

※参照
Ethical Consumer「Palm Oil Free Chocolate」
Green Match 「Is Palm Oil Bad For The Environment? Statistics & Facts」

この記事を書いた人

Ethical Leaf 編集部

エシカルな生活を楽しむライフスタイル・マガジン『Ethical Leaf』(エシカルリーフ)編集部。 「日常のなかでふと気づく誰かのこと、環境のこと、世界のこと、地球のこと」をベースに、生活のなかに取り入れやすい(&心に留めておいてほしい)エシカル(倫理的な)情報を集めて発信中!

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