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エシカルファッションブランド8選|オシャレで着心地の良い国内外スローファッションブランド

【エシカルファッション、スローファッションをもっとモードにオシャレに楽しむ!】デザインが好き、着心地が好き。それがフェアトレードやチャリティー、職人の技術を守ることにつながるならもっと素敵!日本国内&海外のフェアトレードアイテムや天然素材・オーガニックコットン使用のエシカルファッションブランド(スローファッションブランド)をご紹介します。

低価格かつ流行の移り変わりに合わせて商品展開の早い「ファストファッション」。

ファストファッションのお店が世界中の都市で当たり前のように見られるようになってから10年以上が経ち、(少なくとも一度は)ファストファッションアイテムを購入したことのある方が多くいらっしゃるようになりました。

ですがこの「流行を追った大量生産&低価格」を実現しているファストファッション旋風を横目に、「スローファッション」または「エシカルファッション」とカテゴリー付けされるファッションブランドが着実に増えてきているのを、ご存じでしょうか?

花束と女性

たとえば環境への影響を考慮し持続可能なファッションを追求する試みの一環として、2019年からヘルシンキ・ファッション・ウィーク(HFW)では、皮革素材がすべて禁止されることが決定。

サスティナブル(持続可能)な社会を目指すために、労働環境改善や地球環境保全、また人体への影響や動物たちとの共存などを見据えたうえで、自分らしいファッションを楽しむことを目的としたエシカルファッションブランドは、もはや世界レベルの「当たり前」になってきているのです。

ではここでは主に日本国内で購入できるエシカルファッションブランドを、(ハイブランドから比較的お求めやすい価格帯のモノまで)国内外あわせて8ブランドご紹介します!

Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)

・設立された場所:イギリス
・エシカルな特徴:フェアトレード、オーガニックコットン、サステナビリティ。
アフリカの貧困地域の少数生産者を支援する「Artisan.Fashion(アルチザン・ファッション)」との取り組み。その他、エシカルな社会活動。
・取り扱いファッションアイテム:レディース、メンズ、アクセサリー、その他雑貨・香水など

Vivienne-Westwood
※公式インスタグラムより

「Vivienne Westwood」は、「パンクの女王」の異名を持つデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドによって1971年に設立。

2011年より、国連とWTO(世界貿機関)の合同機関である「ITC(国際貿易センター)」による「EFI(エシカル・ファッション・イニシアティブ)」と協業したアフリカ現地の独立事業団体「Artisan.Fashion(アルチザン・ファッション)」とのコラボレーションにより、「エシカル・ファッション・アフリカ」というプロジェクトをスタートさせています。

これは“NOT CHARITY JUST WORK”というスローガンの元、多くのアフリカ(世界で最も貧困に苦しむナイロビや農村部のスラム街など)の女性労働者をサポートし、公正な労働条件で公正な賃金が支払われる(=フェアトレード)ことを目的としています。

ヴィヴィアン・ウエストウッドはこのプロジェクトを通して、先進国の人々が知らない世界の現状を発信しています。その他、動物愛護や熱帯雨林保護活動など複数の社会活動を行っています。

Vivienne Westwood公式サイト

Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)

・設立された場所:イギリス
・エシカルな特徴:デザイナー自身がベジタリアン。
設立当初から皮革・毛皮の使用は一切なし。
動物愛護協会や児童保護団体、がん患者支援団体、植樹団体そのほか多数の団体をチャリティー支援している。
サステナビリティを念頭に置いた企業姿勢を貫き、オーガニック繊維や再生繊維などを使用。
・取り扱いファッションアイテム:レディース、メンズ、キッズ、ベビー、アクセサリー、その他雑貨・香水など

ステラマッカートニー
※公式インスタグラムより

1995年設立の「ステラ・マッカートニー (Stella McCartney)」。

デザイナーであるステラ・マッカートニー自身が幼少期よりベジタリアンであり、動物愛護や自然保護、チャリティーに親しんでいたことから、設立当初より皮革・毛皮を一切使用していない “Fur Free”が特徴です(いわゆる「ハイブランド」としては当時革新的!)。

「ステラ・マッカートニー」のサステナビリティに対するコミットメントは、すべてのコレクションおよびブランドの信念「責任を持ち、誠実で、現代的な会社であること」を通して貫かれています。

そのため労働環境に配慮したり、可能な限りサステナブルな素材を使用したりしており、たとえばカシミアは「再生カシミア」を使用することで、カシミアの使用に関連する環境影響を92%も削減することに成功しています。

そのほか多くのチャリティー活動などを行っています。ハイブランドのなかでいち早く「エシカル」に取り組んだ先駆的ブランドです。

Stella McCartney公式サイト

MAITO(マイト)

・設立された場所:日本
・エシカルな特徴:オーガニック素材、草木染め、サステナビリティ
日本の作り手と天然素材や草木染めにこだわった製品づくりをしている。
・取り扱いファッションアイテム:レディース、アクセサリー、その他雑貨

MAITO
※公式インスタグラムより

化学染料を一切使用せずに天然染料(草木染め)のみで染め上げたシャツやニット、ストール、ソックス、バッグなどを企画販売している、2010年設立のエシカルファッションブランド。

また日本の作り手にこだわり、日本全国の地の職人の手によって、すべての製品が丁寧に作られています。

「泉州で編んだニット」「一点一点手染めのストール」など、ストーリーを思い起こさせるラインアップが魅力的です。

no nasties公式サイト

tennen(天撚)

・設立された場所:日本
・エシカルな特徴:フェアトレード、オーガニック素材、草木染め、サステナビリティ
「リサイクルからうまれ変わるプロダクト」と「新たにうまれるプロダクト」を循環させる製造工程を踏んでいる。
・取り扱いファッションアイテム:ユニセックス(レディース、メンズ)、キッズ

tennen
※公式インスタグラムより

「循環する服。やさしく自然に還る服。」をブランドコンセプトに、2018年に日本国内で生まれたエシカルブランド。

オーガニックコットンなどの天然素材、草木染めや藍染めなどの天然染料、貝や環境配慮型ファスナーなどの自然由来の付属品、綿糸などの生分解性の縫糸を使用し、「リサイクルからうまれ変わるプロダクト」と「新たにうまれるプロダクト」を循環させる仕組みで製造しているのが特徴的です。

「服づくりで、ありそうでなかった11のこと」を公式HPで公開中! これからも目が離せない新たなエシカルブランドです。

tennen公式サイト

no nasties(ノーナスティーズ)

・設立された場所:インド
・エシカルな特徴:フェアトレード、オーガニックコットン、サステナビリティ
※インドの綿花生産者の生活向上やプレミアムでの小学校設立など、地域社会の生活に大きく貢献している。
・取り扱いファッションアイテム:レディース、メンズ、アクセサリー

no-nasties
※公式インスタグラムより

「30分に一人が自殺を強いられるインドの農家」という社会問題に向き合い、フェアトレードとオーガニックをキーワードに、インドにて設立されたエシカルファッションブランド。

GOTS 認証(オーガニック・テキスタイル世界基準)、フェアトレード認証コットンであるオーガニックコットンを使用したTシャツを中心に、商品展開しています。

短納期&小ロットからフェアトレードでオーガニックコットン100%のオリジナルTシャツが作れるのも好評です!

no nasties公式サイト

Symbology(シンボロジー)

・設立された場所:アメリカ
・エシカルな特徴:フェアトレード、サステナビリティ
※インドのブロックプリントやパレスチナの織物技術を取り入れ、現地生産者たちの継続的かつ公正な雇用環境を約束している。
・取り扱いファッションアイテム:レディース

symbology
※公式インスタグラムより

アメリカ人女性によって、フェアトレードを「セクシー」に、エシカルファッションを「当たり前のもの」とすることを目的に設立されたエシカルファッションブランド。

インドやパレスチナなどの職人の技を生かし、現地の生産者・製造者が安心して継続的な雇用を受けられることを約束しています。

設立者のマリッサ・ヘイルはTEDx Raleighにも登壇しています。

※TEDx:TEDの「よいアイデアを広めよう」精神に基づいて世界各地で独自に運営されているプログラム

Symbology公式サイト※英語表記のみ。国際配送可

日本国内での取り扱いサイト

Osei-Duro(オセイデューロ)

・設立された場所:アメリカ
・エシカルな特徴:フェアトレード、サステナビリティ
※ガーナ、インド、ペルーの現地生産者たちの継続的かつ公正な雇用環境を約束している。
・取り扱いファッションアイテム:レディース

Osei-Duro
※公式インスタグラムより

2009年にアメリカL.Aとガーナの首都アクラを拠点に、アメリカ人女性によって設立されたエシカルファッションブランド。

ガーナ、インド、ペルーの現地生産者・職人たちのスキル向上と、継続的かつ公正な雇用環境を約束した、フェアトレードな活動をしています。

たとえばガーナの伝統的なテキスタイル技術を保護するために、手染め技術を活用したデザインを現代風に落とし込んでいるのが特徴的です。

Symbology公式サイト※英語表記のみ。国際配送可

日本国内での取り扱いサイト

INHEELS(インヒールズ)※2019年5月31日にて閉店

・設立された場所:イギリス(設立者は日本人)
・エシカルな特徴:フェアトレード、環境に考慮した素材を使用、サステナビリティ、在庫不良化させない商品展開
2012年アシックス33DREAMSエル・オンライン賞、2013年ソーシャルプロダクツアワード受賞。
・取り扱いファッションアイテム:レディース、メンズ、アクセサリー、その他雑貨

INHEELS
※公式インスタグラムより

2012年に日本人女性がロンドンで設立したエシカルファッションブランド。

“Who said ETHICAL is not SEXY?”(エシカルがセクシーじゃないなんて誰が言ったの?)というブランドメッセージによって、従来のエシカルファッション界に新しい風を吹き込んだ注目ブランドです。

環境に負荷のない繊維を使用しつつ、従来のエシカルファッションとは異なる「お求めやすい価格帯」で「現在女性らしいセクシーさやスタイリッシュさ」を打ち出したデザインが人気。

エシカルファッション(スローファッション)を気負いなく、日常生活に「オシャレなアイテム」として取り入れられるエシカルブランドです。

※2019年5月31日にてオンラインショップ閉店
INHEELS公式サイト

エシカルを楽しく取り入れるならファッションで

デザインが好きで購入した服やバッグが「たまたま」フェアトレード商品だったり、着心地がいいから長く愛用している「だけ」だったり……。

そんな何気ない日常の一コマにエシカルファッションが「普通」のものとして存在し、「フェアトレード商品をどうしても選ばなくちゃ!」と義務感でエシカルな生活を送らなくても良いように、これからもどんどんと、オシャレで楽しく「おまけにエシカル」なファッションブランドが増えればうれしいですよね!

■エシカルファッションについて、詳しくはこちらの記事もチェック
『ファストファッションとエシカルファッション―安価であることが意味する影の部分の代償は?』

■その他のエシカルファッションブランド紹介はこちら
『国内外エシカルファッションブランド8選|オーガニックコットン、草木染、フェアトレードアイテムを探すなら!』

『エシカルファッション日本海外ブランド8選|環境に優しくファッション性も高い人気のアパレルブランド紹介』

この記事を書いた人

ライター:奥田真由子

アロマテラピー検定1級、環境カオリスタ、ナチュラルビューティスタイリスト。京都府立大学大学院英語英米文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文学研究を通して社会と人のあり方を考えていた経験から、国内外エシカル関連の情報を「肩ひじ張らずに」探求したく日々勉強中。